暮らしのある「まち」の注目ニュースをその街に暮らす3人の方々にお聞きします。
第3回は、三宮から地下鉄で約20分の名谷(みょうだに)へ。1950年代に造成されたエリアですが、近年、神戸市による「名谷活性化プラン」が始動。あらためて進化中のまちなんです。

神戸市住宅政策担当 髙見大地さんのレコメンド

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リノベを施し、落合暮らしのステップアップへ!


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子育て世代もお年寄りも。赤道がみんなの生活を支える!


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住民の暮らしに変化をもたらす、ニュー図書館

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リノベを施し、落合暮らしのステップアップへ!

神戸市によるプロジェクト「リノベーション・神戸」の一貫として再開発が進む名谷。実は、駅前を軸としたまちの中心だけでなく、その先に広がる住まいの魅力UPにも情熱を注いでいるんです。

神戸市職員の髙見さんによると、ここ名谷は中古住宅と言っても築年数が古すぎない安心して暮らせる質の高い物件がたくさんあり、リノベーションするだけで新築同様に暮らせるとのこと。「現在、団地と戸建ての2軒を神戸住環境整備公社がリノベし、モデルハウスとして公開しています。僕自身、プライベートでもDIYやリノベが大好きなので、リノベーション前後でガラッと印象が変わることを知ると、その可能性に驚きわくわくします。」

若い夫婦や子育て世代が暮らしやすい名谷。例えば、まずは賃貸住宅で名谷ぐらしを始め、ライフステージにあわせて中古住宅を自分好みにリノベして暮らすという“名谷流の住み替え”はいかが?

神戸住環境整備公社による団地リノベーションのモデルルーム

神戸住環境整備公社による戸建てリノベーションのモデルハウス

モデルハウスではbefore・afterの様子がわかるパネルも展示

もっと知りたいニュースの奥


■名谷のモデルハウスができるまでや、オープンハウス情報をSNSで発信中!

神戸住環境整備公社 既存住宅再生プロジェクト(https://www.instagram.com/kobe_sumikae/

■リノベーションの相談や、設計士や工務店の選定サポートは、すまいの相談窓口へ

すまいるネット(https://www.smilenet.kobe-rma.or.jp/
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子育て世代もお年寄りも。赤道がみんなの生活を支える!

自転車も歩行者も、安全に移動できる名谷名物の道路があります。「赤道(あかみち)」の愛称で親しまれているこの道は、駅から住宅地や公共施設、公園などまで広がっていて、信号を待つストレスもなく歩くことができ、名谷住民の生活に大貢献しています。特に子育て世帯からは「ベビーカーで行けるところが多くて助かる」「車を気にせず、安心して子どもを学校に送り出せる」という声が。

そんな赤道が通る、駅すぐのルゼフィール名谷団地前にはひときわ目立つ広場があります。「ここはURさんの団地内広場なのですが、駅まで続く赤道を分断してしまわないように、歩行者が通り抜けられる道が整備されています。こういった住民のためのちょっとした工夫を見つけると嬉しくなりますね。みんなで大切にしている赤道や広場を使って何かできたらいいなあ」と髙見さん。通勤や通学、帰宅時間には駅を利用する人で溢れるこの広場。名谷全体が盛り上がる仕掛けが、近いうちに生まれるかもしれません。

団地内広場が「赤道」を繋ぐ

ルゼフィール名谷団地前広場。放課後の時間帯はたくさんの子どもたちが


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住民の暮らしに変化をもたらす、ニュー図書館

「リノベーション・神戸」による名谷活性化プランの一つとして新設された名谷図書館。2021年3月にオープンし、大賑わいの日々とともに3年目を迎えました。住民に神戸市産のものに愛着を持ってもらおうと、ベンチなどの一部に六甲山の木材を使用。全体に木材を多用した優しいぬくもりのあるスペースがとっても魅力的。

「図書館は、目的がなくてもふらっと訪れることができる場所。ここができたことで、あらゆる世代の人が滞留するようになり、開かれた居場所ができることの影響力を、来るたびに感じています」と、髙見さんもまちの変化に嬉しそう。

まだまだこれからも続く名谷エリアのリニューアル。住民の暮らしを盛り上げる事業に、わくわくしっぱなしです。

雑誌コーナー

おはなしの部屋

入り口前には六甲山材を使った大きなベンチが

もっと知りたいニュースの奥


おはなし会なども開催。名谷図書館って、こんなところ。

神戸市:名谷図書館(https://www.city.kobe.lg.jp/a09222/kosodate/lifelong/toshokan/facilities/myodani_lib.html
今回のまちの案内人
神戸市住宅政策担当 髙見大地さん

神戸市職員として勤務し9年目。建築職として入り、景観行政や工事監理業務などを担う部署を経験し、2022年11月から住宅政策担当として働く。神戸の良さは、ずばり「多様性」なのだとか。都心部やニュータウン、郊外の下町や田園風景など、市内だけでもさまざまな顔が集まっているところを愛してやまない。「まちの人と関わるのが好き」と、プライベートでも友人たちと市内の物件のリノベに取り組むほど、神戸愛に溢れる熱血マン。

今回の注目のまち
兵庫県神戸市須磨区名谷

1950年代に神戸市の西部に造成された須磨ニュータウン。その中央に位置するのが、ここ名谷エリアです。三宮から地下鉄で約20分という交通の便が良い場所に位置し、さらには生活動線がコンパクトに設計された街並みが特徴的。駅の近くに住宅や団地、公園、行政、そして商業施設が集約されています。団地などの集合住宅を通り過ぎた先には戸建てが並び、歩行者専用道路「赤道」が続いているのも、名谷ならではの風景で、暮らしやすいニュータウンとして栄えてきました。
2019年には神戸市によるプロジェクト「リノベーション・神戸」の対象地域に選定。「名谷活性化プラン」が始動し、既存施設のリニューアルや新規施設の誘致などが予定されているそう。すでに須磨パティオの「買物広場」のリニューアルが完了したり、全国でも珍しい試みとして、大丸百貨店内に名谷図書館がオープンしたりと、今まさにまちが着々と進化しています。良きスポットを残しながら生まれ変わりつつある名谷、その発展に期待が膨らみます。

MAP

取材・文/小島知世 写真/佐伯慎亮


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