芦屋でウロウロキョロキョロ
その1

[芦屋シリーズ]

芦屋でウロウロキョロキョロ
その1

2021年2月。「うちまちだんち」編集部は3つのグループに分かれて、芦屋エリアでまち歩きを行いました。海、山、鉄道駅が近い距離にあって、UR団地も数多いこのまちの姿をそれぞれの文章でレポートします。


月とか太陽みたいな

文:すけぐち

阪神・打出駅から徒歩で海側へ。西宮市の御前浜に立ち寄る。木々の隙間からカラフルなボートが見えはじめ、視界がひらけた先には…芦屋浜団地! 建ち姿が何とも凛々しい。ここから西へ、徐々に近づいていく。
浜辺、歩道橋、住宅街…まちのどこを歩いても芦屋浜団地が見える。この辺りでは、月とか太陽みたいな存在なのかもしれない。そんなことを思いながらたどり着いた、地上22階。どこからでも見える団地は、何もかもお見通しだった。


レトロな警察署

文:みやす

B班は阪神芦屋駅集合。向かう電車の中で今日ぜひ見たいと思っていたヨドコウ迎賓館(フランク・ロイド・ライト設計)が休館日と知り、がっかり、意気消沈。しかし、阪神芦屋駅をおりて芦屋川沿いの景観に元気を取り戻しました。いい気分で川沿いを東に歩くと、なんとロマネスク様式の建築が見えてくるではないですか、芦屋警察署です。
後で調べたこところ、昭和2年の建築ですが、平成になって新しい建築物として建替える際に、旧庁舎のファサードと玄関部分はそのままの形で保存されたようです。新しい建物部分も旧建物のデザインや色彩を取り入れており、自然な形で調和しています。正面の御影石アーチの上部には夜間警備の象徴であるミミズクの彫刻が施されています。ステンドガラスを用いたり、レトロな照明や鋳鉄製の手すり等、当時をしのばせるデザインが詰め込まれています。近くに寄った際は、ぜひ見てほしい建築物です。


芦屋で建築探訪

文:てらざわ

六甲の麓、芦屋の坂道を進んでいくと、重厚な家々から一転、遊び心ある集合住宅。上品な装いのフレール芦屋朝日ヶ丘、芦屋朝日ヶ丘団地。
おっ。最近の建物では見ないガラスブロックが大胆に使われている。日本では70年頃から使用され始めたそう。比較的コストはかかるが、建物に抜け感を出せるガラスブロック。随所に取り入れてるのは、当時のこだわりを感じる。
世界的巨匠、フランク・ロイド・ライト作品のヨドコウ迎賓館と共に、芦屋で建築探訪も面白い。


東山公園をさらに登ると

文:ありが

芦屋エリアを徒歩で縦断。阪神芦屋駅から歩きだし、JRを越え、阪急を越え。
線路の真下ギリギリを歩ける道を通って阪急線を越えるとすぐ、とっても急な坂が表れました。
その坂を少し登ると見えてくる東山公園の入り口。蕾を膨らませた梅が微かに春の気配を感じさせる公園に入ってさらに階段を登ると、遠く海の方向まで見渡せる素敵な景色が広がっていました。


オールド・フューチャー・タウン

文:たかはし

神戸に住んでいた大学生だったころ、大阪へ向かう電車にのるとちょうど芦屋辺りで海の方にバキバキに格好いい集合住宅群があるなあ、何だあれはと思っていました。それは昭和50年に建設され、一部をURが管理する芦屋浜団地だったのですが、あらためて近くで見ても40年前に建設されたとはにわかには信じがたい建物です。
ただ派手な住棟デザインに目が行きがちですが、団地内は歩行者動線と車動線が分けられており、公園などもしっかり整備されていて、住みやすそうな町だなと感じました(地域暖房システムやごみ収集パイプラインも現役!)。そもそもここって、かつては海だったんですよね。高度経済成長期のスケールの大きさ…2020年より全然未来ですね。

その 2

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