[千里ニュータウンシリーズ]
にぎやかな品揃え、
生のおいしさを追求する果物店
2020.10.9

キーツマンゴー、大玉白桃の「ぴ~一番」、稀少ぶどうのルビーロマンなど、日本各地からとびきりのオールスターが集結したデパ地下の専門店さながらの品揃え。どれも今すぐかぶり付きたくなるようなハリとツヤで、棚を眺めているだけで心が潤う。

「フルーツ千里」は創業40年。かつては吹田の亥の子谷にあったが、現店主で2代目の引間和行さんが縁あって竹見台マーケットへ2014年に移転。「ええもんをできるだけ手頃な価格で」と、仕入れは市場にとどまらず、SNSで見つけた生産者から直接取り寄せることもある。 「せっかくいろいろな商品があるのに、安いものだけを単調に売るのは嫌」。

実物を見て味わい、「仕入れたい」と気持ちが動けば実行する。
その結果、たとえばぶどうなら最盛期には約20種(!)が揃う。
モットーは「嘘をつかないこと」で、通常は糖度が高い品種でも、甘さが落ちる時期はお客さんに正直に伝える。売り上げよりも、大切にするのは信頼関係。あくまでお客さんに合ったものを手渡す。
これほどまっすぐで頼もしいくだもの屋さんが近所にあったら、食卓に毎日フルーツを揃える暮らしにきっと変わる。





フルーツ千里
住所/大阪府吹田市竹見台3-6-6 竹見台マーケット内
営業時間/10:00~19:00 日曜・祝日休(土曜の祝日は営業)
電話/06-6833-8270
☆取材後の昼ごはん

取材・文/村田恵里佳 撮影/西島渚 編集/竹内厚
11月より、千里ニュータウン内初のUR団地建替新築物件が入居者募集を開始。
詳細情報はこちら。
→https://www.ur-net.go.jp/chintai/senri_greenhills2020/