07
長谷川由貴さん
work by 長谷川由貴

植物といっしょに暮らすこと。その心地よさを絵に表していただきます。
第7回は、大阪府在住、京都の共同スタジオ「punto」を拠点に、他者としての植物の姿を絵画作品として描いている長谷川由貴さんです。


長谷川由貴さんに聞く、花のある暮らし

今回、描いていただいた絵にタイトルをつけるとすればなんでしょう。

「夕方までお昼寝」でしょうか。絵のモデルは自宅です。実際は、本だらけの部屋で植物が置けないので、理想図です。

1冊だけ、「Vintage Botanical Art」は書名が読める形で書かれてますね。

よく古い植物画を絵の参考にするので、それっぽい本を描いてみました。

絵に描かれた植物の種類を教えてください。

オーストラリアの植物・ブラシノキとグレビレア、黒のカラー、江戸時代に流行っ た変化朝顔です。どれも実際に自宅で栽培しています。

赤いブラシのような花をつけるブラシノキ、本棚の右上にあるグレビレアは蜘蛛のようなユニークな花が特徴的です。長谷川さんは普段から植物を作品に描かれてますが、特徴的な花の植物が多いですか。

というよりは、品種改良がすごく重ねられていて、花と人との関わりを調べるのがとても面白い植物。蘭やチューリップなどを描くことが多いです。

実際に手もとに置きたい植物と描きたい植物では違ってきますか。

そうですね。アトリエでは学生時代からの付き合いのモンステラなど、大きくて強い観葉植物を育てています。自宅では、園芸にはまった夫の集めた植物が、ベランダや裏庭、キッチンなどにいます。

そうした植物を手に入れるのはだいたい決まった場所でしょうか。

家の近所の商店街にある、昔ながらの小さな花屋さんの品揃えが独特で、探していた花が突然売っていたりするので、思わず買って帰ったりしています。

長谷川さんの植物にまつわるエピソード、ひとつ教えてください。

実家近くの田んぼのあぜ道に、春になると薄いブルーのオオイヌノフグリが一斉に咲く頃があり、道全体が光っているようなその色がとにかくきれいで大好きでした。今でも春になると、どこかに咲いていないか探してしまいます。


長谷川由貴

1989年大阪生まれ。 2014年京都市立芸術大学大学院 絵画専攻油画修了。人と植物の間の歴史を参考に、「自然」を考えるための絵画を制作している。ハイウェイを行くように紙の上で旅するzine「MOTEL」不定期刊行中。
大阪・YOD Galleryでのグループ展「Re: examine」に出品。会期は2021年10月30日(土) ~ 11月20日(土) 。
Instagram:@hasegawayuki_works Twitter:@sleepingplanet
HP:hasegawayuki.tumblr.com


記事をシェアする
関連記事
近くのまちの団地
住まい情報へ