ひらつー編集部を訪問!

[香里ヶ丘シリーズ]

ひらつー編集部を訪問
地元メディアが見てきた
香里ヶ丘の話

枚方界隈のことなら「ひらつー」に聞け。 たしかな発信力とその企画力で、全国的にもその名を知られるローカルウェブマガジン「枚方つーしん」。もちろん、枚方にある香里ヶ丘に関する記事もたくさん掲載されています。その目に香里ヶ丘はどう見えているのでしょうか。

<本文を読む上での参考地図>

本文の中で、斜体になった場所は地図にポイントを落としています。


東京まで東海道を歩いた男

編集部を代表して登場いただいたのは、まちの取材と記事制作を担当している須藤さん。そして、広告担当の夏嶋さんの2人。

聞けば、須藤さんは東海道を枚方から東京まで歩いてみる、という企画で数日前に戻ったばかり。東海道がひらつー編集部の目の前を通っており、枚方を出発して約2週間かけて東京・日本橋まで。その日々の模様をSNSで逐一報告しつつ、ひらつーの記事としても発信している。そう、これが(これも)ひらつーの仕事なんですね。

須藤結果的に、新幹線のコスパってほんま半端ないなと。15日かけて歩いて行った距離を2時間ちょっとで帰ってきましたから。現代人は移動に対するコスパをもっと 深く考えるべきです(笑)。

須藤大輝さん。ちょっと肌焼け気味なのは東海道完踏の成果。中学卒業まで枚方の隣りにある八幡市のUR男山団地に暮らしていた。

夏嶋さんはといえば、ひらつー編集部員として広告案件の物件情報なども担当。そしてなによりも、生まれも育ちも香里ヶ丘という生粋の“香里ヶ丘っ子”!

夏嶋実家が 五常小学校 のすぐ近くで、団地ではなかったですけど、友達がたくさん住んでいたので、よく香里団地にも遊びに行ってましたよ。

夏嶋俊介さん。今回のインタビュー取材を通して、その途方もない香里ヶ丘愛、枚方愛が明らかに。最近の趣味はカメラ、キャノンEOS 6Dを愛用。

この段落に関連するひらつー記事へのリンク

→枚方から東京へ徒歩旅


公園が山である

― 早速ですが、香里ヶ丘の特徴といえばどんなことが思い当たりますか。

須藤他のエリアとは違うなという意味では、公園に山が多いのでは。

夏嶋そういえばそうかも。 香里ヶ丘中央公園 もそうですし。

― 公園に山?

須藤公園の半分くらいが山になってるというか、林というか。 観音山公園 も山だし、ちょい離れてるけど 淀見公園 も。

夏嶋 桑ヶ谷公園 に、 さだ山公園 も。

須藤あと、香里小の前にあるの何でしたっけ。

夏嶋がいこつ山。

須藤そうそう、あそこも山でしょ。

― ちょっと待って。当たり前のように通りすぎていきましたけど、がいこつ山って場所があるんですか。

夏嶋そうか、通称でしたね。

須藤正式には 香里ヶ丘南公園 やったかな。

夏嶋公園が骸骨の形をしているからって話もあれば、昔、軍事工場だったからという説もあって。とにかく理由は不明ですけど、だいたい界隈の小学生とかはがいこつ山と呼んでますね。

― 確かにそういったローカルな呼び名って由来不明のまま定着しますよね。

今回の取材はひらつー編集部の応接室にて。気になるのが…

夏嶋子どもの頃は、ほんとに公園の山に入って遊んでました。鬼ごっこもしたし、スーパーでダンボールをもらってきて秘密基地をつくったり。でも、どれだけがんばってつくっても、次の日の放課後に行くと撤去されてるんです(笑)。

― 遊び心と管理のせめぎ合い。

須藤最近、桑ヶ谷では「プレーパーク」も始まってますね。急斜面を降りたり遊び場をつくったりできるという。毎月第4土曜開催だったかと。

― プレーパークといえば、遊具を設置するよりも、子どもの自主性に任せて遊ばせようという遊び場。全国的に広まっている仕組みですね。

須藤そう。とにかく、香里ヶ丘の公園には山が多いです(笑)。

部屋のあちこちに何やら植物がぶら下がっている。魔除けだろうか。

香里ヶ丘の電車と車とバス

― 香里ヶ丘を歩いていると、保育園も多いように感じました。

夏嶋言われてみれば多いかもしれません。うちの子どもを通わせてる香里ヶ丘の保育園もありますし。

あれ、夏嶋さんは今も香里ヶ丘にお住まいなんですか?

夏嶋いえ、いまは枚方公園の方なんですけど、嫁が働いてるところにも近いので、保育園は香里ヶ丘へ通わせていて。

― 香里ヶ丘から離れられない生活ですね。

夏嶋父と母のふたりとも香里ヶ丘にある 枚方市立第四中学校 の出身だから、親子三代(笑)。なので、四中の開校当時の写真が実家にあって、それをひらつーの記事にしたこともあります。

― おー! 香里ヶ丘家族だ。

夏嶋ちなみに私の嫁も中学の同級生です(照)。

須藤香里ヶ丘の縁がすごいな。

天井からもぶら下がっている。

― では、枚方を一度も離れてない?

夏嶋大学は京都でしたけど、家から通っていたので、そうですね。結婚したら京都に住みたいねと当時の彼女、今の嫁ですけど、と話してたのに、いざ住む場所を探しはじめるとまた枚方を選んでました。両方の実家も近いですから。

須藤枚方エリートやな。

― そんな枚方エリートの目からは香里ヶ丘の特徴、どう見えてますか。

夏嶋香里ヶ丘へは 枚方市 枚方公園 香里園 と京阪の3つの駅からバスが出ていて、いまもベッドタウンとしてよく機能してると思います。

須藤駅を選べるのはいいよね。

夏嶋ちょっと離れてますけど、 JR星田駅 の方を使ってる人もいるみたいですし。

須藤星田のあたりは再開発が進んでるよね。新名神(高速道路)ができて、枚方には物流関係の施設がめちゃ増えていて、星田にもその波がきている。

須藤さんの趣味というコウモリランでした。「趣味というより、増やして儲けたい(笑)。なので、最近、自宅に温室をつくりました」と須藤さん。

― 車利用者にも便利。

夏嶋すぐ高速道路に乗れますから。香里ヶ丘って、車道がまっすぐで車でも走りやすいんですよ。枚方や寝屋川は昔からの道が多くて、だいたいの道が狭くて入り組んでるけど、その点、枚方でも香里ヶ丘まで来たら、すごく走りやすくてスッとします(笑)。車を運転する身としてはそれもありがたくて。

― 車道がまっすぐなことって当たり前のようですけど、枚方~寝屋川は古いまちだからか、狭くて細い道が毛細血管のように通っていて、うっかり迷いこむと大変。

夏嶋住んだことのない人からすれば、香里ヶ丘はバスでしか行けない、住宅しかないところだって思ってる人も多いでしょうけど、住んでた身としては不自由が何もないんです。

― すっかり香里ヶ丘応援団ですね。

須藤僕も枚方北部の出身ですけど、なかなか香里ヶ丘まで行く用事ってないから、この仕事で関わるまであまり知らないまちだったな。

こちらはコウモリランではありません。

地元住民ならではのお店の話

― 須藤さんは香里ヶ丘で最初に取材した店って覚えてますか。

須藤いやーすぐには思い出せない。ただ、枚方のなかでも、香里ヶ丘と樟葉にはハイソな印象があって、パン屋さんとかケーキ屋さんも実際にそのあたりに多くあって、やっぱりいい街なんだなと思った記憶はあります。

夏嶋ちょっとブランド化してますよね、香里ヶ丘。ケーキだったら、昔からあるお店の 「ハイデ」 。バターを塗ったバターケーキがめちゃおいしいんですよ。ドイツ菓子の店ですね。

須藤ケーキといえば、2丁目にあった「アルル アンシャンテ」とか東香里の「プティレーブ」とか、閉店したところばっかり思い出すな。

― 閉店記事もひらつーのウリのひとつですから。まちを記録するのも地元メディアの役割。パン屋はどうでしょう。

編集部内の様子も拝見しました。

須藤パン屋は、「CONOBA」や「トップ」のなかにもあるよね。

CONOBA は香里ケ丘の中心にあるモール施設。トップというのは何でしたっけ?

須藤 トップワールド っていう大阪北東部で展開するスーパーマーケットです。香里ヶ丘のあたりって、やたらスーパーが多くある気が。

夏嶋確かに。トップ、 万代 ピーコック 。住んでる人たちもうまく使い分けてる感じがします。ABCセンターにもスーパー「ラッキー」があったけど、それはもうないか。

ABCセンター は、香里ヶ丘の元祖モールみたいな施設ですね。昔ながらの雰囲気を保ったままがんばっています。

夏嶋小学生の頃、ABCセンターに入ってる古本屋によく行ってました。ABCセンターの奥にはたこ焼き屋さんもあって、100円で6個だった。今はまた、入ってるテナントがすっかり入れ替わりましたけど。

須藤ABCセンターはこの数年、野村工務店さんがテコ入れされて、フォーの店やサンドイッチ屋さんがオープン。レトロかわいいみたいな感じに変わってきました。

夏嶋うちの嫁と一緒に行ったら、サンドイッチがめちゃおいしい! って感動してました。ABCセンターのように古くからの建物を残したまま、新しいお店が入るのは、昔から住んでる人間からすればうれしいことですね。

― なくなってしまったお店も多いですか。

夏嶋コーキューセンターに駄菓子屋さんとかもありましたけどね。

― コーキューセンター!?

編集部の窓からは見事な淀川ビュー。反対側は東海道の枚方宿の町並み。

須藤URの香里ヶ丘D棟の下にある商店スペースです。香里ヶ丘9丁目センターでコウキュウセンター。

― 高級センターかと思いました。

夏嶋僕も小学校の頃はそう思ってました(笑)。僕がはじめてシャーペンを買った「はつだ文具店」も閉店しちゃったし…(あらたな文具店「Plus Think」となって営業中)。けど、CORiOに入ってる「クニトミ電化」は昔からあって、実家がいまもひいきにしてる電器屋さんです。 CORiO でいえば「コウダ花店」も昔からの店。実家で法事のときはいつもお世話になってます。

CORiOは2009年にできたショッピングモールなので新しく見えるけど、それより以前からあるお店も入ってるんですね。香里ヶ丘のお店といえば、CONOBAやCORiOのようなモールに集中してるでしょうか。

夏嶋そうですね。住宅街に「FLAG」さんのような有名なカフェがありますけど、そういったお店は離れ小島のようなにポツポツとある感じです。


学校が団地とは!?

― 香里ヶ丘生まれの夏嶋さんから香里ヶ丘のオススメをあげるとすれば?

夏嶋CORiOにあるインド料理店の「ミラン」は、かなりおいしくてサービスもいいので、まちの人に愛されてるお店です。

須藤枚方では結構知られたインド料理店ですね。長尾にもお店がありますし。

夏嶋日本人好みの味というのか、僕は辛いのが苦手なんですけど、下から2番めのちょい辛がちょうどよくて。ランチはナンがおかわり自由。

須藤ラッシーをサービスしてくれたりとかね。“インド料理店あるある”ですけど。

編集室内のデスクでの夏嶋さん。

夏嶋あと、同じCORiOにある珈琲館もいい。

― 珈琲館ってチェーン店ですよね。

夏嶋そうです。けど、あそこの店主がすごいコーヒーをつくるのが上手って…これは母情報です。

須藤それは知らんかった。

夏嶋店長さんがこだわりをもってやってはるらしくて。あくまでも母情報ですが(笑)。

須藤CONOBAの方には最近、かなり上等な天ぷら屋さんができました(「天邑 あつが瀬」)。まだ行けてないけど、料亭で修業を積んだ方がされているそうで気になっています。

― よさそうですね。

須藤そういえば、普通には見学できない場所ですけど、学校が思いっきり団地的という話もありました。

― 学校が団地?

編集室内のデスクで須藤さん。猿のマスクはハロウィン企画の名残り。

夏嶋そうそう(笑)。五常小学校、 開成小学校 、枚方市立第四中学校…いわゆる学校の廊下みたいなのがなくて、屋外のベランダが廊下代わりなんです。

須藤四中の中学生がの職場体験としてひらつー編集部に来て、学校紹介の記事としてひらつーで発信したこともあります。

夏嶋僕は、小中とどちらもそういう校舎だったので、廊下に壁のある学校が憧れやったんです。テレビのドラマとかで見て、いいなーって(笑)。

須藤たしかに、それが当たり前だと思ってたら、高校でのカルチャーショックがすごそう。

― 校舎が外廊下になった団地的な設計なんですね。

夏嶋雨が強いと廊下に雨風が吹き込んでくるという。結構、珍しい環境やったんやなと思って、いまさら恋しいです。

― 今の校舎もそうでしょうか。

夏嶋たぶん。選挙のときなんかに五常小に入る機会があって、窓枠とかはすっかりきれいになってたけど。僕らの頃は木枠だったので。

須藤あとは 山田神社 も気になる。一度、年末に行ったらものすごい数の人が集まってました。

夏嶋あのあたりに住んでる人はだいたい山田神社で初詣ですね。

須藤山之上と田宮。ふたつの土地の頭文字をとって山田神社にされたとか。

須藤さんのデスクの後ろにはモロコなどが入った水槽。川で魚をガサガサとすくうのも最近の須藤さんの趣味だそう。

夏嶋そして、来年には香里ヶ丘図書館が新しくなりますね。

― 新図書館が2020年夏ごろにオープン予定。

須藤ガラス張りの建築でね。どうなるかな。

夏嶋中央公園と一体化した施設になるそうなので、まちで目立つ場所になるとは思いますよ。

惜しみなくいろんな香里ヶ丘情報を教えてくれた須藤さん、夏嶋さん、ありがとうございます!

取材・文/竹内厚 撮影/岡本佳樹

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