有水一博さん

千里グリーンヒルズ東町 設計監理
/鷲尾建築設計事務所

2020年11月に完成予定の 千里グリーンヒルズ東町 は、新千里東町団地の建て替えとして、新たに3棟の賃貸住宅を建設しています。
有水一博さんは、その設計監理を担当されています。


―千里グリーンヒルズ東町の現場における設計監理、どんなお仕事になりますか。

設計図のとおりに工事が進められているかどうか、現場に立ち会ったり、計画書を見ながらチェックするという立場です。今回の現場は、私以外にも施主であるUR都市機構さん、そして、施工の青木あすなろ建設さんもそれぞれの立場で見ておられるので、トリプルチェックになっています。

―今回の現場ならではということ、何かあるでしょうか。

私はかつてゼネコンに勤めておりまして、定年後に鷲尾建築設計事務所に入りました。
ゼネコン時代に比べて特に気をつけている点としては、ひとつひとつの途中経過も証明できる形で記録して残していくことです。そうした記録もすべて、最終的には納品することになりますので。
具体的な面でいえば、こちらの敷地は高低差がかなりあるので、そのレベル関係のチェックをかなり気をつけてやりました。最初の杭工事からしっかり見ておかないと、後で大きく影響してきますから。

―第三者の立場で現場をチェックするということですね。

現場のチェックだけではなく、書類関係のチェックもありますし、URさんとのいろんな協議もあります。建物の実施設計は青木あすなろ建設さんですけど、建築主であるURさんとしてのご意見があります。そのあたりの方向性を常に確認しながらやっていかないといけません。URとして定められた規定というのがありますから。

―UR都市機構と、施工工事を請けおっている青木あすなろ建設の間に立つような立場。

そうですね。私は設計にはまったく関与してませんから、あくまでもできあがった図面に対してそのとおりに施工しているかを見ています。よかれと思って現場判断で変えるということはできません。修正が必要であれば、必ず相談をして進めます。

―今回の青木あすなろ建設の仕事はどのような印象ですか。

会社のカラーというのもありますけど、やっぱり現場というのは所長次第なんです。青木あすなろ建設の阿座上所長はよく現場を掌握されて、スタッフの方々も対応よく動いてくださいますから、私としてはとてもやりやすい。悩まされるようなことはありませんでした。

―現場にはどれくらいの頻度で来られていますか。

だいたい週3~4日、姫路から通ってますのでドアトゥドアで2時間半ほどです。

―長距離通勤ですね。

そうなんです。千里中央駅に豊中市の図書館があって、この現場に関わることが決まったときに、2年ほどは通うことになるので図書館のカードをつくりました。図書館で好きな時代小説を借りて、だいたい往復してる間に1冊は読めます。古いCDも借りられますので、その音楽も聴きながら。ここのところ疲れ気味で、つい寝てしまいますけど(笑)。

工事中の千里グリーンヒルズ東町の上層階から万博記念公園と太陽の塔が見えました。

取材・文/竹内厚 撮影/バンリ

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