阿座上豊さん

千里グリーンヒルズ東町 現場所長
/青木あすなろ建設

2020年11月に完成予定の 千里グリーンヒルズ東町 は、新千里東町団地の建て替えとして、新たに3棟の賃貸住宅を建設しています。
その現場を取り仕切っている、阿座上豊所長に話を聞きました。


―施工現場の所長、どんな仕事内容でしょうか。

今回の現場の施工担当は弊社(青木あすなろ建設)ですが、さまざまな協力会社と作業を進めていくことになります。こういった建築工事でしたら、だいたい30~40ほどの工種がありますので、それだけの協力業者とお施主さん(今回はUR都市機構)の間に入って、設計図通りに施工を進めていくよう伝えていかなければなりません。それに伴う品質管理、安全管理、工程管理のどれが抜けてもいいものはできませんので、各工種ごとに担当者を決めて、それを管理しています。 具体的には、うちの社員として所長、副所長、工場主任の他に10人ほどの社員がこの現場に入って、それぞれに2~3業者を担当しながら作業を進めています。

―所長としてのキャリアはどれくらいでしょう。

所長としては10年目です。この数年は大きな現場を担当するようになって、そうするとひとつの現場に数年かかるので、所長を務めた現場の数としては7~8か所かな。

―今回の千里グリーンヒルズの現場ならではのこと、何かありますか。

古い団地を取り壊して、新しい団地を建てるという建て替え工事になりますので、完成した建物に住む予定のみなさんが周りに住んでいらっしゃることですね。たとえば、隣りの団地のベランダなどから工事現場を見ておられることが多いんです。
外回りという形で1日に1~2回現場の周囲を歩くのですが、そこでもちょくちょく声をかけられますから、少しずつできていく建物への期待と関心をやっぱり感じますね。

手前にまだ工事中の千里グリーンヒルズ。奥に見える新千里東町団地。

工事を始めた最初の頃に、今ある生活道路の一部をやり直さないといけなくなりました。といっても、まだ住んでおられる方にとっては大切な動線ですから、工事現場の敷地内に住民さん用の道路を設けました。普段はまずやらないことですけども。そういったことは、団地の自治会さんとも協議しながら進めています。

―自治会との関係も生まれているんですね。

自治会さんとは、現場の進捗状況や来月の工事予定などをまとめた「工事新聞」をお渡しするなどして、定期的にコミュニケーションをとるようにしています。これは建て替え前の団地を解体された業者さんが始められたもので、それを私たちも引き継がせてもらって、いまも継続的に月1回発行しています。

―阿座上さん個人としての働きかたも教えてください。

私は、2018年の9月からこの現場に入りましたけど、通勤すると往復約3時間かかるものですから、新千里東町団地に部屋を借りて、住みこみで働いています。なので、通勤時間は5分以内。土日は休みがとれると自宅に帰ってますので、この土地にそれほど詳しくなったわけではないですけど、約2年暮らしているとさすが関西の住みたい街ランキングの上位に入る街だなと思わされます。やっぱり便利な街ですね。

―まだ工事が完了したわけではありませんが、今回の現場で印象的な出来事は何かありましたか。

いま、建設業界をあげて「けんせつ小町」として、建設業界で働くすべての女性を盛り上げようという働きかけをしています。その一環として、昨年の夏に「けんせつ小町活躍現場見学会」を開催して、20人ほどの地元の女子小中学生に現場を見学してもらいました。この現場でも女性スタッフがひとり働いていますので。こうした企画をやることで、現場のスタッフや作業員の意識も変わってくるでしょうから、いいことだなと思っています。
僕らはいくつもの現場を手がけていますけど、同じ建物というのはひとつもなくて、ひとつひとつの現場が違っているんです。その中で、ここは、弊社の大阪本店が手がけているものでは最も規模が大きな現場。それをきちんとやり遂げなければならないという使命感を感じながら、日々、働いています。

各作業員とのコミュニケーションをとるために、喫煙所もおおいに活用しているそう。

取材・文/竹内厚 撮影/バンリ

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