永田美帆さん

千里グリーンヒルズ東町
/青木あすなろ建設

千里グリーンヒルズ東町の建設現場では、女性の働く姿も見られます。施工を担っている青木あすなろ建設の永田さんもそのひとり。もう1年以上、この現場に通って業務を担当されています。


―千里グリーンヒルズ東町の工事にはいつから関わっていますか。

着任して約1年半ほどになります。ちょうど最初の棟の基礎工事を行っているぐらいのタイミングでした。いまは入社4年目で、ここが2つ目の現場。弊社(青木あすなろ建設)の場合は、一度現場に入ったら完成まで関わって、それから次の現場へ、というサイクルになっていますので。

―具体的にはどのような仕事でしょう。

職人さんたちが仕事をしやすいように調整するのが主な仕事です。ひとつの工程だけでも、さまざまな職種の職人さんが入ってこられるので、それぞれのスケジュール調整や搬入の段取りを組んでいます。
現場に入った最初は型枠工事、建物ができてからは住宅設備を担当しています。住宅設備に関わってからは墨出し(設計図に基づいて、現場に基準となる線を引く作業)も行なって、ユニットバス設置のときには380戸分を全部やりきったので、終わった瞬間の開放感がすごかったですね。

―建設業界は女性がまだまだ少ないという印象があります。どうして現場を志望されましたか。

小さい頃から家を改造するテレビ番組が好きだったので、いつか建築業界で働きたいなと思っていました。設計ではなく現場を希望したのは、自分の目で建物ができ上がっていく姿を見ていたい、という昔からの思いがあったから。初めての現場で足場が取れて外観が見えてくるときには、「おおーっ」と感動しました。
実際、いまの建設現場は周りの人が思うほどハードなものではありません。男性との差を感じることもなく、なんでこんなに女性が少ないんだろうと素朴に思うほど。お互いの仕事状況が見えていないとうまくいかないので、職人さんや別の工種を担当する社員ともよく話しますし、誰かと電話している時間も長い。むしろ、コミュニケーションが大事な仕事です。

―千里グリーンヒルズ東町の建設現場では、女性の活躍を広げるためのプロジェクト「けんせつ小町活躍見学会」も行われたそうですね。

はい。昨年の夏、主に女子小学生を対象に現場を案内しました。イベント終了後のアンケートで「将来、建築業界で働きたい」という回答もあったので、これがいい刺激になればと思います。この現場にも女性の職人さんもおられますし、私たちのような建設会社だけではなく、関係する業者さんも含めて女性がもっと増えてほしいですね。

―ちなみにお昼ごはんはどうされてますか。

この現場に来てからはお弁当にしています。前日の夜に仕込むので、とにかく早くつくれることが条件。とはいえ、週の後半はだんだん心が折れてきたりも(笑)。実は同世代の同僚が多い現場なんですが、男性でも手づくり弁当を持参してる人がわりといます。

―では最後に、千里ニュータウンの印象を教えてください。

まったくの偶然ですが、私の卒業論文がここ千里東町の歴史に関するものでした。東町団地のそばにあるコミュニティ「ひがしまち街角広場」で住民さんにインタビューをするなどして、足繁く通っていた場所だったんです。再び仕事で千里に来ることになって、すごいご縁だなって思います。

取材・文/竹内厚 撮影/坂下丈太郎

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