
岡本和子さん

2022.01.21
99歳、写真歴は27年。
「写真を本格的にやりはじめたのは、72歳のとき。もとから撮るのが好きで、女学校の修学旅行にも小さいカメラを持っていってた。戦争が終わってから勤めた先にカラーフィルムの現像所があったの。社員は安くなるから、ってたくさん撮ってた。ある日、同窓会で集合写真を撮ってあげたときに、ここは背景が悪い、ってある人に言われたの。今までそんなこと考えたこともなかったので、ハッとして。すぐに教室を調べて、今の写真クラブに入ったの。」


「お猿さんの写真は王子動物園で。この顔が大好きで。いいでしょ。犬の写真は荒山公園(こうぜんこうえん)。まだもっと歩けたころに撮った。写真をやり始めてからは、道を歩いていてもいい被写体がないかって、周りをよく見るようになった。」

「育ったのは大阪の今里。工場を経営してたけど空襲で焼けちゃって。父が早くに亡くなったので、母が女手で育ててくれた。結婚してからは長く白鷺団地に住んでたの。団地が建ったときから。主人が亡くなってから、ここって老人向けにも色々改装されているし、87歳で竹城台に移った。最近、要支援になって、デイサービスの車に乗せてもらって体操に行くんだけど、始めて見る広い団地があったりして、こんなのあるのね、って。面白いわね。」
PEOPLES UR泉北文化祭 編
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