千里竹見台団地で廃材レスキュー!

[千里ニュータウンシリーズ]

千里竹見台団地で廃材レスキュー!

千里グリーンヒルズ竹見台への建て替えが進む千里竹見台団地。千里ニュータウンの風景は着実に変わりつつありますが、ただ建物を建て直すだけではなく、建材や部材を保存、再活用しようという取り組みも始まっています。
今回は、すでに取り壊された千里竹見台団地のスターハウスC28棟と、C6、C7棟からレスキューされたものの一部をあざやかに撮影しました。


トップの写真から順に、消防プレート一式。a:住戸前のガラス面に付いていた防犯格子と住戸内の鴨居&敷居。b:エレベーターホールの照明カバーと階数プレート、玄関プレート、1階入口にあった装飾タイル、敷居。c:屋外の階数プレート。d:屋外の階段前タイルと外壁タイル。

この他にも、床板や畳下の板材、案内サインパネル、コンクリート製の動物遊具なども保存。なんらかの形で再活用されるときを待っています。

ダストシュートのプレート、日本住宅公団のマークに歴史を感じる。

この取り組みを担当した、UR都市機構の設計を担当している松本侑也さんの話です。
「もとの建物の一部でも継承できればという思いから、こちらから解体業者さんにお願いしていろいろと残してもらいました。過去には奈良の鶴舞団地の建て替え事業でも、集会所の天井に畳の下の板材を使ってみたり、集会所の壁に鴨居を張ったりといった、建て替え団地から出た部材の再活用を試みてきましたが、今回はどのように再活用できるかまだ決まっていないものも残しています。ひとまず置いておくことで、後から考えられることもあるかなって。
個人的には、大学院時代から廃材を集めて活用するといった活動をやっていて、ただただ建物を壊すよりはなんとかして残したいという気持ちがあります。当時の時代の空気が詰まっているようで、今では決して同じようにはつくれないだろうなというものもたくさんありますから」。

今なお美しい装飾タイル、C28棟の入口付近を飾っていた。
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取材・文/竹内厚 撮影/西島渚

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