[泉北シリーズ]

栂・美木多の、どうしても気になってしまうところ(建築ver.)

文:いせき

UR修繕・改修担当です。今日は栂・美木多駅周辺で、私が職業柄どうしても目に留まってしまうところを紹介してみようと思います。

まず、泉北原山台一丁団地で気になったのは少し変わったエレベーター。2、3、5、6階のボタンがありません。これはスキップフロア型と呼ばれるエレベーターです。エレベーターが停まらない階へは1階分の階段移動が必要になる少し面倒なシステムなのですが、このタイプの建物は北側にもバルコニーを作れるなど、ゆとりのある空間づくりが魅力的です。

エレベーターホールも吹抜で、青空が見えて開放感がありますし、廊下が飛び出しているような外観もユニークです。バリアフリーの観点からは欠点が大きいので近年では建築されることが減り、レアになりつつありますが、個人的には好きなスタイルです。


こちらも泉北原山台一丁団地です。ピロティの壁面に使われているモザイクタイルの模様です。

よく見ると真ん中あたりに不思議な模様があります。これは途中の修繕で張り替えられたところだけ少し色が変わっているのです。私たち修繕担当としてはもともとの色通りに修繕したいところですが、昔のタイルなどは廃番だったりしてなかなか思うようにいきません。そこでこの団地では、元々にはなかったすこし青みがかったタイルを新たに使って雰囲気に馴染ませる工夫をしているようです。担当者の苦労が偲ばれますね。
この苦肉の策の張り替えの模様も、知らない人から見るとかえっておしゃれに見えるかもしれません。張り替えのたびに新たな模様ができていくと思うと、これからが楽しみになりますね。


栂・美木多駅前にある堺市立栂文化会館。こちらは丹下健三と並び日本を代表する大建築家、村野藤吾氏の設計によるもの。
ホールと図書館からなるこの施設、すっかりニュータウンの生活に馴染んでいる佇まいですが、照明やらせん階段といった建物の端々に、村野さんらしい優雅な表現が感じられます。村野さんといえば有楽町のよみうりホールが名作と名高いですから、このホールのデザインも気になります。


泉北ニュータウンまち歩きレポート
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