千里ニュータウンで
ウロウロキョロキョロ その2

[千里ニュータウンシリーズ]

千里ニュータウンで
ウロウロキョロキョロ その2

2020年7月のある日、南千里駅に集った「うち まち だんち」編集部員は、いっせいにまち歩きを開始しました。桃山台、高野台、津雲台、上新田…自らの足で歩いてそれぞれが向かった先で見えてきたもの、あらためて気づいたこと。
それぞれの視点による、千里ニュータウンの“いま”をお届けします。

* その1は こちら


千里の階段を愛でる

文:すけぐち

南千里駅を出発し、佐竹台を抜けると、趣のある千里高野台団地が見えてきました。この団地はエレベーターが1・4・7・10階にしか停まらない、スキップフロアという構造になっています。たとえば、6階住まいの方は、エレベーターで7階に行って、階段で1階分下りるという使い方です。
ふと2階の住人さんはどうしているのか気になり、地上を歩き回っていると2階へ続く階段を発見。住棟の前に出っ張っていて、かなり存在感があります。実際に下りてみたのですが、他の階段よりもプライベート感があり、2階専用ともいえる雰囲気。また、建物の中から外へ飛び立つ感じが、空港の滑走路を彷彿させました。
そのあとも、公園と道路の間、家と庭の間、上の道と下の道の間など、まちのいろんな階段が気になってしまい、リサーチを終えた頃にはスマホのカメラロールが階段まみれになっていました。


アキレス腱が伸びる感覚

文:たかはし

前日まで長雨続きでしたが、この日は夏の訪れを予感させるからりと晴れた一日でした。
竹見台から上新田を経由し千里中央まで散策しましたが、団地が立ち並ぶ竹見台、昔ながらの集落の面影を残す上新田、豪華な新築マンションの多い千里中央駅前と、まったく違う街並みが溶け合うように続いており、ニュータウンの歴史の一端を垣間見たような気がしました。
上新田は急坂が多く、アキレス腱が伸びる感覚が懐かしく感じました。考えれば1月に六甲山に登って以来、登山ができていません。コロナが落ち着いてまた気軽に登山に行けるようになればいいなと思いました。


凱旋門はないけど希望はある

文:たけうち

津雲台を歩いていると、「津雲台といえばロータリーがふたつあって…」と話す声が聞こえてきた。「パリといえば凱旋門」みたいな、当たり前でしょといった口ぶり。また入り口に戻るしかない、つまらない駅前ロータリーは数あれど、ぐるっと向こうに抜けられるロータリーこと円形交差点は、大阪ではなかなか見かけない。
というわけで、ふたつの津雲台ロータリーを拝見。ひとつは五差路、もうひとつは四差路を信号機なしで処理して、気持ちいいー。やっぱりグルグル回ってみちゃう人もいるだろうか。いずれもロータリーの目玉の部分には、緑生い茂るなかに彫像が立ち(まさにシャルル・ド・ゴール広場における凱旋門の位置どり!)、後に調べると、1967年「千里野外彫刻展」の出品作らしい。どっちかというと、高須賀桂さんの「希望」が好みだった。もうひとつは、三坂耿一郎さんの「おしゃべり」。どっちがどちらかはカタチから想像ください。


このまちは団地の博物館!?

文:てらざわ

南千里駅から桃山台駅周辺を歩くと、昭和37年から続く千里ニュータウンの様々な団地が広がっていました。住棟番号に目を向けると、何やらアルファベットが…調べてみると、A 公社 、B 府営、C 公団(今のUR)、D 社宅 といった意味があるようです。団地マニアにとってはたまらない!?
小売店のようなレトロな庇が並び、思わず背景画像にしたくなります。共用廊下へ斜めに差し込まれている縦窓がリズミカルに並ぶ特徴的なファサード。階段室やバルコニーがそれぞれまとまった”箱”のようなフォルムは無機質ながら、どこか可愛らしさを感じさせます。

その3


11月より、千里ニュータウン内初のUR団地建替新築物件が入居者募集を開始。
詳細情報はこちら。
https://www.ur-net.go.jp/chintai/senri_greenhills2020/

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