団地でテレワーク体験記
@青山台団地

青山台団地のモデルルーム。午前11時15分。

テレワーク中のオンライン会議を終えてイヤホンを外すと、さらさらと木々のこすれる流水のような音が耳に届きました。パソコンから顔を上げると、首からこきっと小さく鳴き声。

平日の昼間、団地は静か。うーんと思い切り伸び。さてと、休憩でも取りますか。

実はいま、青山台団地の一室でテレワークをしているところ。

「千里青山台団地のモデルルームを、テレワーク利用できる試みがある」
という情報をキャッチし、取材を兼ねてテレワーク体験中なのです。

コロナ禍でテレワークをする人が増えているいま、自宅での仕事に限界があると感じている人も多いのではないでしょうか。実際に、私自身がそう。
くつろぐために作り上げた部屋は、そりゃあもう居心地が良すぎてなかなか集中できません。お腹がすいたらすぐ冷蔵庫を開けちゃうし。

青山台団地のテレワークルームの提供は、主には団地住人さんに向けた期間限定の取り組み。ただし、住人でなくても、体験として初回利用が可能になっています。

ということで、「団地の、しかもMUJI×URの部屋で仕事ができるなんて!」と、冬晴れの青山台団地までやって来ている、というわけです。

トントントン、遠くに聞こえる鳥の鳴き声にあわせて靴を鳴らし階段を下りていくと、見慣れない街の風景に心が踊り、全ての階で立ち止まって景色を眺めてしまいます。
すかっと晴れた冬の空のもと、段々に並ぶ団地の風景がとても新鮮です。

さわさわと揺れる木々に癒されながら散歩、散歩。
冬の団地に青空がよく映えるなあと思いながら、冷たくておいしい空気を胸いっぱいに吸い込みます。ときおり花や実にカメラを向けて、ゆっくりゆっくり歩きます。メタセコイアの裸樹が良い味を出してる。春には桜も咲き乱れるのかな?

私、歩くときにものを考えるのが好きです。とくにこういう自然に囲まれた散歩道では。
団地に挟まれた小道をあてどなく歩いていると、頭の中で刺繍糸のようにこんがらがってもつれてしまった仕事の課題が、するするとほどかれ、整理されていくのを感じます。

仕事部屋を出たらすぐにこんな気持ちの良い遊歩道がある暮らし。ウーン良いなあ、と思いますね。

みな、気持ちよさそうに遊歩道を歩いていました。

今回私が利用した青山台団地のモデルルームは、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトで誕生した住まい。大きな窓からは自然光が差し込みます。団地らしさを残しつつも、現代的にシンプルに設えられた部屋のいたるところに無印良品の家具や雑貨がコーディネートされていて楽しくなります。

気がつけば仕事だけではなく、思いがけず”団地での暮らしを試す”機会でもあったテレワーク体験。豊かな緑に囲まれた静かな暮らしはとても心地良く、「す、住みたい、ここに」とたちまち思ったくらいです。
まだまだ慣れない”あたらしい生活様式”。そんな中で仕事と生活の良いバランスを見つけるのは難しいけれど、それでもなんとかうまいことやっていきたい。そんな想いに応えるひとつのヒントがここにある気がしました。

こちらはテレワーク部屋として開放している2部屋のうちのもうひとつの部屋。
どの住まいも角部屋になるコンパクトなポイントハウス。窓からの景色も良い。
風が吹き抜け、光が差し込みます。
PCモニターの設置

取材後に入ってきたニュースとして、利用者の団地住人の方から「みなさんにもっと便利に使ってもらいたい」と、それぞれの部屋で使えるPCモニターを寄付いただいたそうです。ノートPCとつないで2画面にすれば、作業もさらにはかどるはず。

接続ケーブル(Dsub端子)も付属しています。

【予約制】テレワークルームの体験方法

利用時間:水曜・日曜・祝日以外の平日
(1)10時~13時 / (2)13時30分~16時半
利用場所:C22号棟、C27号棟
Wi-fiルーターの貸し出しもあります。

現地案内所(C74棟-104号室)にてご予約ください。
電話:06-6873-7833
営業時間:10時~17時(水曜休)
千里青山台団地 https://www.ur-net.go.jp/chintai/kansai/osaka/80_1040.html

写真・文・編集:うちまちだんち編集部(2021年1月取材)

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