千島団地から住吉団地へ
自転車シェアサービス「HUBchari」体験記

2021.03.30

HUBchari(ハブチャリ)というサイクルシェアサービスをご存知でしょうか。大阪市を中心に「ポート」と呼ばれるスペースで、自転車をレンタル&返却できるというもの。目的地の近くにポートがあれば、借りたポートでなくても返却が可能です。現在は200以上のポートが稼働中です。
2020年3月にUR都市機構とこのHUBchariが提携し、17のUR団地にポートが設置されました。公式サイトやアプリで会員登録すればすぐに利用できます。

広がりを見せているサイクルシェアですが、まだ使ったことない!という人もまだまだいるはず。自転車なら団地周辺の生活情報の下調べに最適! ということで実際に試してみることにしました。
今回はポートが設置されている「千島団地」(大阪市大正区)から、「住吉団地」(大阪市住之江区)へ、自転車に乗って散策します。

晴天の千島団地。
ポートに到着。この赤い電動アシスト自転車、まちなかで見かけた人もいるのでは。

スタート地点の千島団地に到着。さっそく自転車を借りてみることにします。まずは会員登録から進めます。今回は「HUBchari」公式サイトで会員登録を行ったのち、「ドコモ・バイクシェア」アプリを使ってレンタルしてみます。

専用アプリを開くと近くのポートが表示されます。丸の中の数字はレンタル可能台数。

地図上に出ている千島団地のポートをクリックすると、待機中の自転車一覧が表示されます。バッテリーの残り具合などもここで分かるので、満タンのものを選択しました。アプリ上に自転車のIDナンバーと暗証番号が表示されるので、眼の前にある自転車の中から同じIDの自転車を探します。次にサドル下の操作パネルに暗証番号を入力すれば解錠できる仕組みです。(詳しい使い方はこちらを参照ください。)

操作パネル。主な使い方は後輪の泥除け部分に表示されているので迷うことはありませんでした。

「自転車に乗って~♪」と口ずさみつつ出発です。まずは近隣を回ってみることにします。

逆さ看板のユニークなお米屋さん。
UR「シティコート千島三丁目」にもポートが設置されていました。
大正内港(たいしょうないこう)。大きな艀(はしけ)がいくつも停泊するダイナミックな景観。この先は自転車での進入は危険なのでここまで。
港のすぐ近くにある壁紙博物館&ショップ「WALLPAPER MUSEUM WALPA」。過去に詳しく取材を行っています。

自転車でのんびりと走っていると、スーパーまでの距離感や、表通りからは見えてこなかったお店のたたずまいなど、活き活きとした情報が身体に入ってきます。「この辺は便利そうだな」とか「こっちは用事ないかな」と、自分だけの新しい生活地図を作っていく感覚。

お昼ごはんは「まるしん食堂」にて。名物のソーキそばを堪能しました。
平尾公園の前にあるカフェ「Komeichi(コメイチ)」で、コーヒーをテイクアウト。
お昼ごはんを食べた直後でしたが、名物の「塩むすび」も。
渡船に乗って

しっかりとお腹を満たしたのち、千本松渡船場で木津川の対岸へと渡ります。
こんなふうに移動できるのも自転車ならでは。

錦絵は歌川芳雪による「浪花百景・木津川口千本松」。
乗船料は無料です。
大正区はこのような渡船場が多く、この他にも6つの渡船場が活躍中。

船着き場からは「住吉団地」を目指して再び走り出します。5分ほどで北加賀屋周辺に到着。近年は「アートの街」としても注目を集めているエリアです。

大小さまざまなウォールアートが目を楽しませてくれます。こちらはロンドンのアーティスト、Ben Eineさんの作品。
複合アートスペース「クリエイティブセンター大阪」。ウォールアートはギリシャのアーティストb.(ビードット)さんの手によるもの。
個性的なお店やオフィスが集う施設「千島文化」。
加賀屋商店街「hihi加賀屋」にて。街頭テレビのある休憩スペースでひと休み。
住吉団地を越えて

加賀屋商店街を抜けると、住宅街の向こうに住吉団地の姿が見えてきました。このまま自転車を返却するのがすこし惜しい気持ちが出てきたので、団地のそばを通って、さらに西へ向かいます。

正面に見えるのが「住吉団地」。
阪堺電気軌道「住吉」電停。
「安立(あんりゅう)商店街」近くまで足を伸ばします。後で調べてみると、入り口近くの「霰(あられ)松原神社」には、珍しいタヌキのお地蔵様がいらっしゃったようです。見たかった!

商店街にある「大ギンガ書房」にて古本を何冊か購入し、暗くなる前に住吉団地へと急いで戻ります。
「住吉団地」の北東角にあるポートで愛車に別れを告げました。お疲れ様!

国道26号線沿い、近商ストアが目印です。

住まいを探すときどんな部分を大切に考えるかは、人それぞれにあると思います。しかし「この街なら、何となく住んでいけそう」、そんな漠たる思いがきっかけになることも多いはず。このHUBchariを使った周辺散策は、そんな感覚を刺激される経験でした。
もちろん、住まい探しでなくても団地から団地へと自転車で街ブラするだけでも良い休日になることは間違いなし。ぜひともお試しあれ。

ポートが設置されているUR団地MAP

大阪市北区(リバーサイドながら、さざなみプラザ、リバーサイドほんじょう)
大阪市都島区(アーベイン桜ノ宮駅前、都島リバーシティ、リバーサイドしろきた、リバーサイドともぶち第二)
大阪市阿倍野区(サンヴァリエあべの阪南、サンヴァリエ西田辺)
大阪市城東区(森ノ宮第2)
大阪市東成区(アーベイン緑橋)
大阪市中央区(船場淡路町)
大阪市大正区(千島、シティコート千島3丁目)
大阪市住吉区(サンヴァリエ東長居)
大阪市東住吉区(サンヴァリエ針中野)
大阪市住之江区(住吉)

HUBchariの利用について

会員登録や利用方法は公式ホームページをご覧ください。
http://hubchari.com/

写真・文・編集:うちまちだんち編集部(2021年1月取材)

近くのまちの団地
住まい情報へ