日々のだんち巡り

マンホールカード発行を記念して、
団地に実物を見に行く。

2023年冬に発行された団地デザインのマンホールカード。独立行政法人としても、団地としても初参加ということで、全国の愛好家”マンホーラー”たちの注目を集めています。発行を記念して、マンホールカードをもらってから、実物のマンホールも見に行くことにしました。「千里グリーンヒルズ東町」と「千里グリーンヒルズ竹見台」の2団地をぐるりとまち歩き。これからカードを入手しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

まずは、マンホールカードを入手する

まち歩きのスタートは千里中央駅から。駅すぐにある千里ライフサイエンスセンタービルへ。ビルに入っているUR千里営業センターにてマンホールカードが配布されています。

千里ライフサイエンスセンタービル。
千里営業センターに到着。入ってすぐのカウンターで配布されていました。
入手したマンホールカード。実物の位置を示したマップも配布されています。※カードはひとり1枚まで。撮影用に1枚お借りしました。

カードの配布はUR千里営業センターの窓口のみ。また営業時間内に限られるとのこと。水曜定休なのでくれぐれもご注意ください。

マンホールカードとは?
マンホール蓋のユニークなデザインに着目した下水道広報プラットホーム(GKP)が、下水道の理解を深める活動のひとつとして、「マンホールカード」プロジェクトを開始。2016年より、身近にコレクションできるカード型のパンフレットとして無料配布しながら、その魅力を広めています。"日本のマンホール蓋は世界に誇れる文化物!"をモットーに、2022年末までに874種類のマンホールカードが製作・発行されました。
配布場所について詳しくはこちらのページをご覧ください。

千里グリーンヒルズ東町へ

カードの図案として選ばれたマンホールは千里グリーンヒルズ竹見台にありますが、団地独自でデザインしたマンホールは千里グリーンヒルズ東町団地でも見ることができます。UR千里営業センターからは新千里東町は徒歩圏内なので、まずはこちらへ向かいます。

千里阪急ホテルが見えます。美しい建物の様子とその歴史はこちらの記事をご覧ください。千里グリーンヒルズ東町はホテルの向こう側。
ホテルを迂回し、千里東町公園を抜けて新千里東町団地へ。高層棟が解体され、現在建て替え工事中です。解体前の建物を記録した記事はこちら。
仮囲いには新千里東町の年表が掲載。
千里グリーンヒルズ東町に到着。この奥の小径に沿ってオリジナルマンホールが設置されています。

千里グリーンヒルズ東町には3つのマンホールが設置されています

ありました
団地とともに千里中央公園の展望台の姿も描かれています。
2つ目はこちら
マンホールらしい鉄の質感。同じ図案ながらも、線や凹凸が細かく調整されています。
3つ目はフルカラー版。とても鮮やかです。
設置場所はこんな感じです。
おまけ:豊中市の消火用マンホールもすぐ近くに。市の花であるバラが散りばめられていました。
マンホールを見学して、千里グリーンヒルズ東町を後にします。
千里グリーンヒルズ竹見台へ

次に目指すのは、カードの図案となった千里グリーンヒルズ竹見台です。千里中央からは大阪モノレールと阪急千里線で行く方法と、北大阪急行(御堂筋線)で桃山台からアプローチする方法があるのですが、今回はまち歩きとしては見どころが多い、北大阪急行経由で向かうことに。

北大阪急行「千里中央駅」。スズキナオさんによる「いなごや酒店」の記事でも出てきましたが、お店の下を電車が通る楽しい構造。
北大阪急行「桃山台駅」に到着。ここから歩きます。駅舎の向こうに見えるのはUR千里桃山団地
UR千里桃山団地の向かいではフードトラックが日替わりで出店中なので、ちょっと寄り道。詳細は「モビマル 桃山台」で検索を。
焼き芋を購入。食べながら団地へ、と歩き出したものの、アツアツの焼き芋を片手に、一眼のカメラを操るのは至難の業。途中でギブアップして、ベンチを探すはめに。
UR団地ではないのですが、かっこいい外観の「千里桃山台住宅」。
道中にある竹見台マーケット。中で営業している「フルーツ千里」の取材記事はこちらから。
味のある街並み。
千里グリーンヒルズ竹見台・101号棟が見えてきました。

特徴ある外観の千里グリーンヒルズ竹見台・101号棟。マップを頼りにマンホールを探します。建物の裏手側にまず2つマンホールがあります。

ありました!2つ並んでいます。
黒・赤・青の3色。ポイントとして配されたカラーリングが目を引きます。
図案となったマンホールと対面。カードと一緒に記念撮影します。

建物の表側、メインエントランス方面に回ります。こちらはプロムナードに沿って3つのマンホールが設置されています。

1つ目を発見。
緑と白の2色。”グリーンヒルズ”らしい色味です。
プロムナードを歩いていくと、さらに2つのマンホールを発見。
シンメトリーにレイアウトされています。さりげなくロゴに白が使われています。
カード化されたデザインの色違いバージョン。
阪急千里線「南千里駅」へ

実物のマンホールをたっぷりと見たので、千里竹見台団地では建設当初から残る最後のスターハウスを眺めつつ、帰路につきます。

見納めとなる日もいつかやってくるので、未見の方は今のうちにぜひ。
南千里駅すぐにある「千里ニュータウン情報館」。
同じ建物にある「はなとみどりの情報センター」。センター長を務める安田卓宏さんと歩く公園ツアー、取材した記事はこちらから

無事に南千里駅に到着。駅すぐの「千里ニュータウンプラザ」には、「千里ニュータウン情報館」や「はなとみどりの情報センター」など見どころも多数。マンホール見学に合わせてこちらもぜひ。

歩いたコース

おまけ:せっかくなので編集部でマンホールカードを少しずつ集めてみることにしました。UR高見フローラルタウンの近くにある「下水道科学館」で、こんなカードをゲット。キン肉マン!

取材・撮影・文/松川祥広(うちまちだんち編集部)

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