地域に開かれた団地集会所へ
多様な世代が集うまちの“みなと”に

2021年3月、泉北桃山台一丁団地 の集会所に「ももポート」というコミュニティカフェがオープンしました。団地集会所にありながら誰でもが利用できる、まさにまちの“みなと”と言えるスポット。このスペースは栂・美木多(とが・みきた)エリア全体の交流の場を目指し、UR都市機構と堺市が連携しながら準備を進めてきました。

まもなく1周年を迎える「ももポート」を訪ねました。

もともと和室だった場所がカフェ空間に。入り口にはテラス席も設けられています。
店内の丸椅子は、オープニングイベントで住人の方々がペイントしたものだそう。座面の裏にはメッセージやサインが書かれていました。
「ももライブラリー」に読み終わった本を持参すれば、ここにある本と交換して持ち帰ることができます。さらに本だけではなく一区画を作品展示用に貸し出したり、駄菓子コーナーが作られたりと、利用者の声にあわせて柔軟に活用されています。

「ももポート」を運営するのは、南海フードシステムの嶌田さん。泉北ニュータウンで生まれ育ち、まちのことをよく知る一人です。長年培ってきた地元の視点を活かし、店長としてカフェを切り盛りしています。その傍ら、団地集会所や広場を活用したイベントの企画も行っています。

「オープンから1年が経ち、常連として通ってくださる方も出てきました。ここで出会って仲良くなった住人さんもおられます。最近は近隣の小学生たちがよく顔を出してくれますね。放課後にここに集まってから公園に出かけたり、駄菓子を食べながらテーブルでわいわいおしゃべりしている姿も見かけます」。

チョークアートは、常連さんが持参した写真作品をもとに、ももポートスタッフが制作。
取材当日はイベント企画の一つとしてビーズリング作りが行われていました。ワークショップの様子を見ていた住人さんが、自宅から余ったビーズを持ってきてくれる一幕も。

「よく利用してくれる子どもたちの保護者からは、安心して遊べる場所が増えて嬉しいという声もいただいています。今後は団地の自治会や近隣の学校などとも連携した催しや、地元のつながりを生かした栂・美木多ならではの企画も進めていけたらと思っています」。

<定期イベントの様子>

集会所では、「ガラス玉キーホルダー」と「コインケース」を制作するワークショップも開催されていました。集会所前の広場には、手芸用生地の移動販売車や、焼き芋とケバブのキッチンカーなども。住人の方が持参した古いレコードをBGMに、それぞれがゆるやかな休日のひとときを楽しんでいました。

ももポートでは手づくりワークショップをはじめ、クリスマス会や餅つき大会など、季節にちなんだイベントも行われています。

最新のイベント情報は、SNSで発信中。カフェの新メニューやももポートの日常も掲載されていますので、ぜひ一度覗いてみてください。

ももポート
住所/大阪府堺市南区桃山台1丁3-13泉北桃山台一丁団地 集会所横
営業時間/水金土日10:00-18:00(14:00-15:00は休憩)
Facebook:momoyamadai1pj
Instagram:momoyamadai1
※泉北桃山台一丁団地の詳細はこちら
https://www.ur-net.go.jp/chintai/kansai/osaka/80_1960.html

写真・文/助口優衣

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