
リニューアル・レポート
平城右京
2023.03.16
UR都市機構では、1年を通して団地のメンテナンスや改修を進めています。このリニューアル・レポートでは改修工事を終えた団地の今をご紹介します。今回紹介するのは、奈良市の「平城右京」です。

奈良県と京都府の県境に位置する、平城・相楽ニュータウン。起伏を活かしながら開発されたニュータウンの一角に「平城右京」はあります。 1フロアに3戸あるスターハウスのようなかたちの建物と多種多様な植栽が特徴です。
2022年夏に、団地の入り口や通路、広場などの団地環境が整備されました。もともとの魅力を活かしながら、より心地よく暮らせる環境へと生まれ変わった団地の様子をお伝えします。
敷地の入口を整備
高の原駅が近く、歩行者・車両のどちらの利用も多い団地東入口を再整備。
通行しやすく、出迎え感のある団地の顔としてリニューアルされました。








フェンスの位置をセットバックしたことで開放感が増しました。花の咲く地被植物や低木が植わり、彩のある空間になっています。


西入口は目に留まりやすい歩行者通路へと生まれ変わりました。通路に沿った植栽も入れ替えられました。



歩行者専用道路へと繋がる入口は明るい色の素材でリニューアルされ上品な印象に。階段は周辺の緑地となじむように変更されました。



ウッドデッキ付きの集会所にリニューアル
集会所前の広場には新しくウッドデッキを設置。室内からもアプローチしやすい設計なので、テラスのような場所として利用することも可能に。



エントランス周りの植栽を一新
先に改修が完了したエントランスにあわせて、植栽もアップデート。集合ポストの下から覗く坪庭には、日光が少ない場所でも育てやすい地被植物が植えられました。新たに施された土留めによって、別角度から見てもメリハリのある植栽空間に。




より集いやすいプレイロット
遊具が更新され、ポップで明るい印象に。波形の木材ベンチも追加で設置され、より集えるコミュニティ形成の場へと生まれ変わりました。



こちらのプレイロットは複合遊具の位置を移動させることで開放感が増しました。また楕円形の木製ベンチも新設。



お隣の「高の原駅西」も新たな装いへ
「平城右京」の道向かいにある「高の原駅西」もリニューアル進行中。取材時はちょうど団地環境整備を終えたところでした。
この後、エントランスや外壁工事が進められます。リニューアル後は本サイトでも順次レポート予定です。



写真・文/助口優衣 ※改修前の写真はUR都市機構提供