<日々のだんち巡り>
変化する千里竹見台団地の記録

2017年より各所で建て替え工事が進んでいる千里竹見台団地。うちまちだんちでは、最初の建て替え対象となったスターハウスが取り壊される前から定期的に団地を訪問し、その変化を記録しています。
今回は、2022年春から夏にかけて訪問。建て替えの計画を担当するUR職員に見どころも教えてもらいました。


UR職員と千里竹見台団地を探索

2022年5月、千里竹見台団地の計画を担当している園田さん、大瀧さんをガイド役に団地を探索。
最初に竹見台の魅力を聞いてみると「丘陵地特有の高低差を感じられるところや、いろいろなタイプの住棟があるところですね。歩いているだけで本当に楽しいです」と園田さん。大瀧さんは「どこを歩いていても気持ちいい風景がたくさんあるので、ここに来ると自然と顔が上がります」と話してくれました。現地調査のため何度も団地を訪れているお二人に、団地の見どころを教えてもらいました。

園田さん(左)と大瀧さん(右)
その1 多様な住棟の競演

千里竹見台団地が誕生した当初、高層スターハウスが3棟(C26、27、28号棟)が建てられました。うちC26号棟は解体を経て2020年に「千里グリーンヒルズ竹見台」に建て替え完了。続けてC28号棟は2021年に解体され、写真の左側のように更地になっています。2022年現在、団地建設当初からの残る高層スターハウスとしてはC27号棟(写真右)のみとなっています。向かいにある千里桃山台団地の共用部から眺めると、C28号棟解体前には見ることができなかったボックス型の棟や中層団地までも見通すことができ、まさに“竹見台全種盛り”といった風景を見ることができます。

解体前夜のC28号棟を記録した映像記事はこちら
https://karigurashi.net/article/movie-takemidai/

2022年8月撮影。手前の工事部分がC28号棟跡で、一部樹木が残されているのが見えます。写真右がC27号棟、写真奥が千里グリーンヒルズ竹見台101号棟。
その2 起伏を活用したエントランス

丘陵地を切り開いて生まれた千里ニュータウン。1960年代に開発された千里竹見台団地は、その地形を活かしながら設計することをコンセプトのひとつとしていました。現代の千里グリーンヒルズ竹見台も従来の設計思想が受け継がれています。それがよくわかるのが、この201号棟。地面の高低差を埋めてしまうことなく、地下1階部分としてエントランスや集会所を配置しています。

土地の起伏を活かしたことで、贅沢に2フロア分の空間を使った開放感のあるエントランスに。
2022年8月、1階の高さから撮影した201号棟。
その3 大きく風景が変化したC6、C7、C8号棟

巨大スターハウスC28号棟と同時期に、一番北側に位置するC6、C7号棟のリニューアルもはじまりました。現在はC8号棟のみが残されています。解体された2棟とは渡り廊下で繋がっていたのですが、その痕跡を今も見ることができます。

渡り廊下はエレベーター停止階(4、7、10階)に設けられていました。2022年8月訪問時もくっきりと痕跡が残っていました。
2018年8月に撮影した3棟の様子。写真左からC8号棟、C7号棟、C6号棟と仲良く手を繋ぐように建っていました。UR都市機構提供。

千里桃山台団地との間をつなぐ「にれのき橋」から。改めて”竹見台全種盛り”の姿を眺めつつ団地をあとにします。
南千里駅のホームにて。次来る頃には、どんな変化が待っているのか、楽しみです。駅前では2024年竣工予定の「北部消防庁舎等複合施設」の工事も進められていました。

おまけ

5月の取材当日、101号棟の前にはキッチンカー2台が出店していました。(当日の様子はこちらの記事でご紹介)
残念ながら7月末で終了してしまいましたが、URでは共有スペースを使ったさまざまな試みがされています。他の団地でもキッチンカーをはじめ、イベントなども開催中です。お近くの方はぜひお運びください。

キッチンカー出店者の方々にお話を伺うと…「住人の方が仲良くお喋りしながら歩いていたり、集会所で集まったりするところをよく見かけます。住人さん同士の交流が活発なんですね」と団地の印象も語ってくれました。
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写真・文/助口優衣

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