<UR職員のつぶやき>色彩確認

修繕・改修担当職員のイセキです。
突然ですが、この写真、何をしているところかわかりますか?

団地の壁ぎわでずらっと並んでいるのは「色」のサンプル。およそ1メートル四方の木の板に、実際に壁に使用する塗料を塗ったものです。

これは、団地の塗り替えを前に色サンプルを見ながら外壁の色を選んでいるところです。
実際に色が塗られる壁と色サンプルを何度も見比べながら、適した色を判断していきます。

もちろん、団地の色は現地で一から決めているわけではありません。
今回の工事では団地の色を一新する計画なのですが、その色彩と塗り方は「色彩計画書」とよばれる色の設計図で細かくデザインされています。

左下は塗料用標準色という色見本帳で、色はここから選ばれますが、ここにはなんと650以上の色があります。気が遠くなりそうですね。

しかし紙でどれだけ検討しても、やはり一見にしかず、実物を見ると想像とは違う印象を受けたりするものです。
なので色を塗る際には必ず関係者でこのような色彩確認をしているのです。
よく見るとサンプルには外壁の凸凹も再現されていて、より実際に近いイメージを得ることができます。

駐車場の金属パネルの色も、もちろんパネル用のサンプルで確認します。

色彩確認では通常、650色から選んだ色それぞれについて、「濃いめ」「ズバリ」「薄め」の3パターンのサンプルを作成して、微妙な色感を調整します。判別できるかどうか、というくらいの僅かな中にもほんの少しずつ異なる印象があり、それぞれの団地に一番馴染む色をひとつずつ選んでいきます。
どの色も納得のいかない時は、さらに細かく指定してサンプルを作り直してもらうこともあります。
色は団地の第一印象を左右しますから、細かいところまでこだわって決めているのです。

担当者の私も、この日選んでしまえばあとは完成まで色を見ることはできません。工事が完成して足場が取れた団地を見に行くのは楽しみでもあり、また緊張する瞬間でもあります。

どんな彩りの団地になるか、皆さんも楽しみにしてみてくださいね。

編集部・イセキ

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