UR職員のつぶやき
築60年の団地で学ぶ
2023.02.22
先日、京都市・今出川堀川市街地住宅で行われた社内勉強会に参加してきました!
今出川堀川市街地住宅は1963年に建設された団地で築60年ほどになります。この団地は解体することが決まっており、解体前に団地で勉強会を行うことになりました。
この団地でしかできない内容やUR団地の特徴、最先端技術の実験などを学ぶ機会となりました。それでは、勉強会の一部をご紹介させていただきます!
1.外壁や屋上を調査するためのドローンの活用
団地を上空から俯瞰できることで、分かることがたくさんあるとのこと。外壁の高いところ等、人の目ではなかなか確認できない場所の状況もわかり、修繕工事に役立てることが期待できるそうです!

2.くり抜かれた壁のコンクリート
なんと、隣の住戸との間の壁や天井をくり抜いたコンクリートのサンプルが並べてあるお部屋がありました!
建設当時のコンクリートの層を見ることができる機会はなかなかないので、とてもワクワクしました。60年が経過した今も劣化が進んでおらず、建設時の丁寧な工事ぶりがうかがえる、とのことでした。


3.玄関扉を塗装前の姿に
こちらは玄関扉です。外して廊下に並べています。UR団地では、定期的に塗装を塗り替えて修繕しており、写真は塗装をはぎとった様子です。写真右側の扉は様々な年代の塗装が混在しているところで、左側は塗装を全てはぎ取って元の鉄板が姿を現した様子です。
色が重なっているのを見ると、年月が感じられて感慨深かったです。

ここでご紹介したのはほんの一部ですが、住まわれていた方々の面影を感じながら学ばせていただく、とても貴重な経験をさせていただきました。
勉強会の企画・運営はURコミュニティ京都住まいセンター、奈良住まいセンターの皆さんです。ありがとうございました。

編集部・ワタナベ、イセキ