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[鳥居のあちらの秘密基地|吉祥寺・A吉スタジオ]

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第一話 鳥居に呼ばれた仲間たち

東京・井の頭公園にほどちかい、“青い”鳥居が見守る場所。A吉と書いて「空き地」と読む一軒家のシェアスタジオが2015年5月にオープンしました。メンバーは、映像制作集団「STUDIO4℃」創設から活躍してきた森本晃司監督をはじめ、アニメーション監督、ミュージシャン、画家、グラフィックデザイナーなど。
仕事場をシェアするアーティストたちの暮らしぶりをカメラで追いながら、ある種の《遊び》感覚を持った場所のカタチを、高橋明大&西尾孔志によるチーム孔明が描き出します。

A吉スタジオウェブサイト
http://akichi-studio.com

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森本晃司(アニメーション監督)
メインクリエーターとして創設に携わり長年活動していた「STUDIO4℃」から基点を離れ、2011年、少数精鋭のクリエィティブチーム「Φphy」を主宰。ビジュアルクリエイターとして世界各国のアートプロジェクトに参加、企業へのアートディレクションやCMやプロダクトデザイン、空間デザインなども行う。代表作は「MEMORIES 彼女の想いで」「EXTRA」「アニマトリックス BEYOND」など。


【西尾孔志監督による作品解説】
大阪のうらなんば。細い路地にある立ち飲み屋で、ひときわ目立つ金髪の男がビールジョッキ片手に大きな声で笑ってた。それがコバヤシオサムさん。映画好きでおしゃべり好き同士すぐ意気投合し「また呑みましょう」と別れて数ヶ月後。「スタジオを数人で借りたから遊びにおいでよ。DJも来てオープニングパーティーするよ」との魅力的なお誘い。「いきたいわー」と思いつつも半年が経過してしまった。よし、じゃあカリグラシTVの取材にかこつけて遊びに行くぞ!という訳で相方の明大さんと吉祥寺へ。まず案内されたのが、映像にも出てくる鳥居。「鳥居が近いから」って理由で仕事場を選ぶオトナっていいよね~。でA吉スタジオの皆さんと気がつけば鍋!ビール!乾杯!僕も明大さんもすっかり住人の気分。あ、この感じ、理想の職場だわ、と 羨ましく思ったり。4番目の回で「A吉」の「A」って何ですかと聞いたんだけど、僕は「Art」や「Animation」が出てくるのかと思ったら、皆さん口を揃えて「Aは始まり・スタートの意味」と返ってきて、そうか、森本さんやコバヤシさんみたいにキャリアのある人でも新たなスタートを決意してここに来たんだなと。その時にどんな気持ちで鳥居を見上げたんだろう、なんて考えるとなんだか胸が熱くなりました。そんな気持ちが観てる皆さんに伝われば幸いです。
西尾孔志(チーム孔明)

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出演:
森本晃司
木原知明
コバヤシオサム
西田茜
音楽:松野泉
撮影:高橋明大
音声・編集:高橋明大&西尾孔志
監督:高橋明大&西尾孔志(チーム孔明)

[プロフィール]

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西尾孔志
  1974年生まれ。10代から京都の撮影所で働く。大阪市の新人発掘映画祭『CO2』の第1回グランプリ。以後、同映画祭の企画ディレクターを4年間務め、大学・専門学校講師として人材育成にも取り組む。監督作は、『ソウルフラワートレイン』(2013)、『キッチンドライブ』(2014)、『函館珈琲』(2016秋公開)。
*プロフィール写真/佐伯慎亮

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高橋明大
  1977年生まれ。2009年、映画『ある光』で第5回『CO2』グランプリ。その後、冨永昌敬監督『乱暴と待機』『目を閉じてギラギラ』のメイキング・ディレクター、NHKの若手俳優密着ドキュメンタリー『Dramatic Actors File』ディレクター、Azumi「Carnival」MVの撮影・共同監督など多方面で活動。ほか監督作に『増蝕細胞ヒミコ』(2013)、乃木坂46ペアPV『きれいなものには触りたい』(2015)。

→ 第二話「陽だまりとインスピレーション」

カリグラシTV

賃貸住宅で営まれる、さまざまな暮らしの現場を取材しました。テラスハウスやアパート、長屋、団地、シェア住宅など、多様な住まいで繰り広げられる百人百様の生活。写真家や映画監督らが住まいを訪ねて、ささやかな動画にまとめます。

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