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[カープ女子・古田ちさこさん]

後編 「昼はのんびり、夜はカープ」

「ただのおっさんですね」。
かわいい彼女は、実は“カープ女子”。そう、プロ野球チーム「広島カープ」のファンなんです。
ちょっとカープが好きどころじゃない、彼女の暮らしに根づくカープ愛と真の素顔に迫りました。

[ちさこさんへのインタビュー 2]

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―どうしてそんなにカープが好きになったんですか?

「お父さんがカープファンで、物心ついた頃には私も大好きになってました。カープは昔、すごく弱かった時期が長くて、球団も戦後の結成時からとても苦労して運営してきていて。でもそれをファンが支えてきた歴史だったり、その恩を感じてる球団がファンと選手をすごく愛してるってことがいろんなところで伝わってくるんですね」

―カープファンってすごく熱いよね。

「そうなんです、球団に頑張ってほしいからグッズ買って応援したいって、ユニフォームを持ってる人とかもとても多い。なんだか母性をくすぐられるところもあって、私はそんなカープが大好きです」

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―カープを好きでよかったことって?

「野球だけじゃなくて、普通は話せないようなすごく年上の人とも話せて、そういう人とのつながりも楽しめるところがとても素敵だなって思います。それもあって、昔の選手のことも歴史のことも、すごく細かく調べて詳しくなっちゃってます(笑)」

―それだけ好きだと、みんなに知ってほしくなるよね。

「ほんとに! 同世代の子にも、恋愛とかファッションだけじゃなくて、野球を通じてそういう人とのつながりみたいなものも楽しんでほしいなって。行きつけのバーに、野球が観られるCS放送を導入してもらったり、みんなに興味を持ってもらえるように工夫してブログを書いたり、自分ができることを楽しんでやってます。野球好きじゃなかった友達も試合に行きたいって言ってくれたりすると、とても嬉しくて。それで、またみんなで楽しめることが増えたらとってもいいなって思います」


出演:古田ちさこ

音楽:松野泉
監督・撮影・編集:次石悠一(Tomato Red Motion)
アシスタント:原麻衣(Tomato Red Motion)
協力:Bar Citrus、カープ亀山社中

[撮影後記]
ジュエリーショップ店員で可愛らしい女性であり、熱烈な野球ファンという一見相反する意外な二面性を持つ彼女。でも実は「自分の好きなことをたくさんのひとに知ってほしい」という部分で根っこはちゃんと繋がっている真っ直ぐな女子。
これからも彼女はゆったりと彼女のペースで、好きなものに一生懸命な日々を過ごして行くのだと感じました。自分のことだけでなく、自宅も隠すことなくしっかり見せてくれたちさこさんの、日々の暮らしに根ずく「可愛らしい女性」で「おっさん」と称される魅力的な人間性が、この映像からリアルに伝わればいいなと思います。(次石)

[プロフィール]
次石悠一
島根県生まれ。ドキュメンタリー映像を得意とし、国内外問わずウェディング映像を多数撮影。熱く支持される理由は“コンセプト”を深く理解し、その場の空気感をも感じられるような、構成やストーリーを組むところにある。撮影、編集のセンスや技術力が高く評価され、各地でセミナーや講習会を行っている。

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賃貸住宅で営まれる、さまざまな暮らしの現場を取材しました。テラスハウスやアパート、長屋、団地、シェア住宅など、多様な住まいで繰り広げられる百人百様の生活。写真家や映画監督らが住まいを訪ねて、ささやかな動画にまとめます。

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