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  • とある団地住人のいくつかの暮らしぶり #4 1DK・29㎡のパラダイス/赤川町団地 No.5

この棚の中で大事なもの?「衣装用の蝶ネクタイかな」。中列の上から3段目、青と白の箱がそれ。

ヒエログリフ文字を発見。ヒエログリフ好きな友人が住民の名前を書いてもってきてくれた。

バットマンが手にする3Dメガネは、エキスポシティの映画館で『バットマンvsスーパーマン』を鑑賞したときのもの。

ベッドの隣のラックは「帽子以外は、特に使ってないもの置き場」。部屋の一等地に思えるがそれでいい。

書類棚を愛用。楽譜や歌詞を収める。

洗濯機台車を動かすと玄関もすっきり。

―ここの団地に移ってきたのが…。
「1年半くらい、前は3LDKの分譲マンションでした」
―不便なことってありますか。
「面倒なことも慣れたんでね。最初はやっぱりシャワー、固定できないからどうしようかなって」
―結果、浴槽に座ってシャワーするスタイルで定まったんですね。
「そうです。椅子使えばいいんやって」
―洗濯機のことは?
「あれは、僕にとっては楽しみなんで。できたら、ずっとこのままやっていきたい」
―買う物を制限してるとかではない。
「なんにも我慢してない。快適っすよ」

18歳で大阪に出てきて、もうすぐ20年目。ひとり暮らしとしても、1DK・29㎡といえばかなり狭い方だと思うが、こちらの住まいはとても広々として感じられた。収納スペースにもまだ十分に余裕がある。よく考えれば、ダブルベッドまで置いているからそんなはずはないのに。結局、家の広さというのは相対的なものなんだな。

ロの字型の団地。

写真:Ayami 文:竹内厚 団地コーディネイト:辻野憲一


これまでの訪問先
鍵盤楽器プレイヤーの夫妻/小阪駅前団地
東京・練馬から越してきた60代夫妻/桃山南団地
団地を楽しむ女性ひとり暮らし/鷺洲団地
1DK・29㎡のパラダイス/赤川町団地
30代ひとり暮らしの仮住まい/リバーサイドほんじょう
新婚夫妻はムダなく暮らす/桜川団地
実はいちばん落ち着く場所/さざなみプラザ第8団地
店ごと引っ越してきた住まい/鷺洲第2団地
ねぎとある生活/西谷町団地
187cmのやさしいひとり暮らし/大浪橋団地
捨てられないからすっきり暮らす/西大寺駅前団地
URからURへの引っ越し/ぷららてんま
ひとり暮らしDIYの効用/新千里北町団地
パーティな日々から団地へ/泉北原山台一丁団地
ひとり暮らしはマイペースに/大宮町団地
アン&アンディが見守る住まい/千里青山台団地
ルームシェアの醍醐味/森之宮第2団地

Journal D

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。

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