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  • とある団地住人のいくつかの暮らしぶり #11 捨てられないからすっきり暮らす/西大寺駅前団地 No.3

そういえば、冷蔵庫に「栄養ドリンク」が何本も。「株主優待でもらうけど、飲まないので溜まっていくんです」。

証券投資で送られてくるさまざまな企業の資料。1年ごとに紙袋に入れてキープ。

―株は結構、買ってますか。
「違う会社の状況を見るのも面白いと思って、少額で分散投資です。基本的には将来性がある会社だと思って買ってるので、目先の株価は気にせず、買った銘柄はずっと持ってたほうがいいなって最近は思うようになりました」。
―お仕事も法務だし。
「はい。趣味と実益を兼ねてます。総会を見に行くのも仕事なので、明日もある会社の総会に」。

トイレと浴室の間になぜか窓がある昭和40年代タイプの団地。

なんとなく絵になる浴室。色のバランスがいいのかな。

この年代の団地で難儀しがちな洗濯機置場の問題。こちらの部屋では、排水ホースを浴室に直結できるよう後づけの穴が開けられている。洗濯機の高さを出すために枕木を利用。

洗濯機と乾燥機は、この団地の前に暮らしていた会社の寮で共同で使っていたものをもらってきた。寮が老人ホームに転用されたタイミングで引っ越し。代わりの寮も用意されたが、6畳1間の狭さだったので寮生活をやめて団地住まいに変えたとのこと。

前の寮も大和西大寺に。「この街が気に入ってたので、引っ越し先として団地しか思いつきませんでした」。

ダストシュートが現役。

1階の公衆電話も悪くない。夜遅くて閉まってしまいましたが、奥の「ミュンヘン」も安旨の洋風居酒屋。

玄関にリビングの照明リモコンをスタンバイ。帰ってきて、玄関から奥の和室の照明をつけられるように。男性ひとり暮らしで玄関掃除用のちりとりも。きっちりした性格がうかがい知れる。次はいよいよ、生活感が集まった奥の和室へ。

Journal D

UR職員が団地内のいろんなお店を訪ねた「グルメD」。団地愛好家集団“チーム4.5畳”による、団地のイロハをゆかいに伝える連載「週刊4.5畳」など、さまざまな角度からダンチに迫ります。

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