8月16日

事件は寝る直前に起きた。娘、旦那、私でトランプをしていると、どこからか「チュー」という鳴き声が。我が家は築20年そこそこ綺麗なマンションだ。しかも、10階以上のお部屋。まさか、ねずみ？ いやいや。なんて話していた数分後、その正体が発覚した。
もう寝るよと娘をトイレへ連れて行くと、奴は足元をガサゴソ。私、悲鳴。娘、パニック。そこには、ゴキブリがいたのだ。引っ越してから一度も見たことがなかった…ショックと同時に号泣。旦那がスリッパ片手に、ほんの数秒で難事件を解決させた。侵入経路を探る捜査会議が始まる。おそらく、キャンプ用品から入ったのではないかと推測。キャンプ場にはゴキブリまでいるのか…泊まりキャンプの実現がまたも遠のいた。そして、あのチューは奴の鳴き声だったようだ。身の毛もよだつ夏の夜を過ごした1日でした。

8月17日

今日も朝からパソコンの前に座る。変わりばえのない日中だ。気持ち的に変わっていたのは、ヤバい事件の容疑者が逃げ回っているから怖いということだけだ。目撃情報に注視して近所に来ていないか常にチェック…ウチからまだ遠い位置に潜伏しているらしい。
SNSが発達しているこのご時世。1人の人間を見つけるのに、こんなに時間がかかるものなのか！ もし遭遇したらどうするか脳内で練習を始める私。イメージでは取っ捕まえて賞状を受け取るところまで完璧だ。そんな妄想により仕事の作業が遅れてしまった。逃亡者はパソコンの前の私にまで被害を与えた。早く捕まってくれ、心から平和を願う1日でした。

8月18日

今日は近所のそこそこ大きな祭りに参加した。夜8時には、花火も打ち上がる予定だ。いつも祭りに行くと、一瞬でお金が謎の景品に変わる。今回もそうだろうと割り切って祭りに入る。
1回200円のボール投げ。きっとこれも、すぐ潰れそうなおもちゃに変わるだろう、そう思った。しかし！ 私の読みは大きく外れた。なんと娘が5球中3個を的に入れ、特賞を当てたのだ。周りの大人も、歓声をあげる。特賞はキックスケーター。家族で両手を上げて喜んだ。
その後は最高の気分で、屋台を回る。何度も何度もすごかったねと笑いあった。花火イコール火事の娘がいる我が家は、花火を見ることなく帰宅。娘はキックスケーターを大切そうに抱えていた。今年の夏もあっという間に過ぎていった。
笑って泣いて、しみじみして喜んで、今週も楽しい1週間でした。