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  • 週替わり みんなの日記 吉川 公二さん(フェリシモ)~前編~

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1960年、大阪生まれ。趣味【1】落語(世話人、台本執筆)、【2】ビール一気飲み(負けたことなし)、【3】「神戸ニニンガ日誌」絶賛連載中。フェリシモ・広報部にて絶賛PR中。
https://ameblo.jp/madaimada

8月19日

2百字の日記を書くことになった。俺は凄くエエ加減でズボラな性格だ。なもんで、逆に律儀ブラないともの凄く怠惰になる。だから自己紹介も80字程度と言われ、逆に(何の?)丁度80字にしてある。今日の日記も可能な限り2百字にするつもりだ。ちなみにブログ「神戸ニニンガ日誌」は、ほぼ4百字で出来ている。この日記の為の訓練だったのか。いや、広報マンとして短文の名手になりたいと思って、それで……わォッ。もう2百字だ。

8月20日

私の座右の銘は「揺るぎなきエエ加減」という自作のもの。私は何にでも「逃げ道」を作る。「エエ加減」にはエエ加減な奴! という意味と良い加減の意味があるのよ。それとどこかのアナウンサーのモットー「準備・気配り・ユーモア」は気に入っている。どんなことにもとことん準備した上で望み、周囲に気を配り、なおかつオモロい。そんなヒトに私はなりたい。平日は6時24分梅田発の阪神電車に乗っている。始発駅なので、ほぼ座れるのだが、高校野球がはじまると、それがなかなか。近畿勢が強いと混雑度も上がる。こういう場合、私は近畿勢を応援した方がよいのかどうか。こういうところで性格が出まくるのだ。

8月21日

今日の甲子園の決勝戦は午後2時からだが、午前6時24分発の特急はファンで満員だ。到着してからの5時間あまりはどのように過ごすのか。俺はオリックスファンなので甲子園のことはよくわからないが、周囲にはあまり何もないのではないか。ニュースを見ると徹夜組まで居る。トイレなどはどうするのか。他人事ながらそんなことが気になるのは老化現象か。あっ、夏だから一晩位は我慢できるのか。俺には絶対に無理だかんな。猛暑の炎天下のもとで野球をさせるのはいかがなものか、という意見がある。酷い熱中症では死に至る場合もあるのだ。尤もな意見だと思う。そして、勝った学校の校歌を流していては、1回戦敗退校は甲子園で一度も校歌が流れない。よって負けた学校の校歌を流してはどうか、という意見がある。そして決勝戦で両校の校歌を流す。俺が考えたことではないが、なかなかの卓見だと思う。そして泣いても笑ってもあと一試合だ。

8月22日

『カメラを止めるな!』という映画があって、今話題になっている。制作費が300万円しかかかっていないらしい。恐らく自主制作映画でも300万円では難しい。だから配役などもほぼ全員無名の役者で、いや役者かどうかもわからない。しかし、見終わったときにはもうそんなことはどうでもよくなるのだ。「ほぉ!」と「へぇ!」である。つまり驚きと感心が同時にくる。どのような映画かというと、ゾンビ物である。しかも超半端なく安物の映画である。そして……、そこから先は「何も言えねぇ」(by北島康介)である。あらすじが言えないのだ。いや、言うことはできるのだが、それはすでに見た人にだけに出来ることだ。サワリのところだけでも言いたいのであるが、サワリを言うとオワリなのだ。サワリでもオワリであればどこにもサワれないことになる。私は7月14日に京都の桂川で見た。近畿ではそこでしかやってなかったのだ。それが話題が話題を呼び、今やアナタ、もの凄いことになっていてそこいら中でやっている。わざわざ桂川まで行って見た者としてはちょっと面白くない。優越感に浸れない。自分だけ感が薄れる。何や、あいつも見たんか。こういうことでも性格がわかる、屈っ。

2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。

カリグラシコラム

そのことを仕事にしている人もいれば、普段の暮らしの中でモヤモヤとした思いが浮かんでいる人もいる。借り暮らしにまつわる意見や考えを、さまざまな人たちが自由なスタイルで綴ります。

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