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［大山崎のテラスハウスに住まう建築家と靴職人］ chapter1 「しごと」

［大山崎のテラスハウスに住まう建築家と靴職人］

chapter1 「しごと」

JR長岡京駅から車で川沿いを走って10分ほど。
酒井敬洋（あつひろ）さん一家の住まいは、100戸ほどの分譲テラスハウス群にあります。
テラスハウスとは境界壁を共有する洋風長屋のこと。
公団による町づくりから48年ほど経過したこともあって、
どの家を見ても、外観から庭にいたるまで思い思いにリフォームされています。

そんな町にあって、
庭に大きなウッドデッキのある1軒の家が酒井さんを惹きつけました。
京町家からアメリカのレストランまでを手がける建築家の敬洋さん。
そして、デザインから製造まで一人で担う革靴職人の新（あらた）さん。

越してきてまだ1年と1カ月ですが、
お住まいの右側半分の1Fと2Fが、おふたりのしごと場として確立されています。

酒井家のある日の借り暮らしを訪ねました。