6. 麺つゆは母の味

台湾の実家では、お母さんがご飯を毎日きちんと作っていてくれた。そのため、お母さんから教わった料理はたくさんある。
そんな母の料理の決め手は、日本の麺つゆ。いつも料理で使っていたそう。
おかげで彼女も麺つゆを常備している。
りんりんのキッチンには、薄口醤油と濃口醤油の2本も常備されていた。日本人でも両方を揃えているひとり暮らしの人は少ないように思う。
それを揃えているのもそうだけれど、彼女は昔から、実家で日本の調味料に馴染みがあったのだという。
それにしても、薄口と濃口をちゃんと使い分けているのは、彼女の真面目さというよりも、やっぱり美味しいものを食べたいという食いしん坊パワーによるところが大きいんじゃないかと想像する。

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