部屋にうたえば

一枚の部屋の写真から
二人の歌人が短歌を綴ります。
第5回は飯田和馬さんを迎えて。


「部屋にうたえば」の連載が始まってから、団地を見かけるとつい観察するようになりました。よく晴れた日の、一方の面が同じ色に光って見える景色が特に好きです。平行に並ぶ柱の片方が実は繋がっていました~っていう「三本の柱」のトリックアートを見ても、なんだか団地が思い浮かぶ始末。
飯田和馬さんの短歌は、飯田さんの目に確かに見えているものから描かれているはずなのに、私が想像する生活やその景色とちょっと「ずれ」があるように思えるのが、不思議であり魅力です。わからないならともかく、わかるからこそ「ずれ」が光ってみえる。いつか飯田さんの目で団地を見てみたいな。トリックアートに見えたらどうしよう。


飯田和馬(いいだかずま)

1976年、神戸市生まれ。神戸育ち。神戸在住。花屋を営んでいるが経営センスはない。短歌を少々。
Twitter:@iida_kzm


谷じゃこ(たにじゃこ)

1983年大阪生まれ、大阪在住。短歌のzineを作るなどフリーで活動。『ヒット・エンド・パレード』、『めためたドロップス』、フリーペーパー「バッテラ」(奇数月発行)など。鯖と野球が好き。
Twitter:@sabajaco
Web:http://sabajaco.com/

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