部屋にうたえば

一枚の部屋の写真から
二人の歌人が短歌を綴ります。
第7回は嶋田さくらこさんを迎えて。


朝ごはん、CMで見たバタートーストが美味しそうでたまらんとなって以来、最近はトースト派です。トースターで焼いてる間にアイスティーをグラスに注いで、その日の気分でバターかジャムを用意しておきます。時間に余裕があれば目玉焼きを乗せるのもいいな。
やわらかくてやさしいパンみたいにいろんなものを受け入れる嶋田さくらこさんの短歌は、こちらまで穏やかであたたかい気持ちにさせてくれます。今回の写真のような静かな朝のキッチンはまさにイメージ通りでした。でも穏やかさだけが魅力ではありません。どうしようもなくわがままを言いたくなる、そんな短歌がときどき顔を出すのがまたかわいい。たまにはパンの厚みと同じくらいもりもりにピーナッツバターを塗りたくっちゃえっていう気分にさせてくれるのも、パンのふわふわのいいところでしょ。


嶋田さくらこ(しまださくらこ)

1975年滋賀生まれ、育ち、在住。仕事は新聞屋とフードスタイリスト。第一歌集『やさしいぴあの』(書肆侃侃房)。短歌なzine「うたつかい」企画発行、編集長(2021年9月まで)。海と星空が好き。そのうち祇園で飲食店をやります。
Twitter:@sakrako0304
Web:http://utatsukai.com/


谷じゃこ(たにじゃこ)

1983年大阪生まれ、大阪在住。短歌のzineを作るなどフリーで活動。『ヒット・エンド・パレード』、『めためたドロップス』、フリーペーパー「バッテラ」(奇数月発行)など。鯖と野球が好き。
Twitter:@sabajaco
Web:http://sabajaco.com/

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