部屋にうたえば

一枚の部屋の写真から
二人の歌人が短歌を綴ります。
12回は淡島うるさんを迎えて。


短歌をいいなぁと思うときの気持ちにもいろんな種類があります。言葉選びがおもしろいとか、描いている情景がかっこいいとか。これまで歌人を紹介してきた中で一番趣味全開になっちゃうのですが、淡島さんの短歌に出てくる主人公の人間性に、私はどうしても惹かれてしまうのです。
ひとことで言うならば諦め感。といってもネガティブな意味ではなく、「あなたがそうならそれでいいよ」という許しと、その根底にある芯の強さ。芯の強さを感じる短歌が大好きなんですよね。さっぱりとした言葉選びでさらに芯が補強されています。
と、このように私は感じたのですが、読む人によって全然違う人間性を想像する人もいるかもしれません。こちらが読みたいように受け取っている部分もあるので。でも、「この短歌いいなぁ」と思ったなら、その読み方が間違ってるなんてことは絶対にないはず。


淡島うる(あわしまうる)

北海道出身、京都市在住。立命館大学短歌会に所属していました。


谷じゃこ(たにじゃこ)

1983年大阪生まれ、大阪在住。短歌のz i n eを作るなどフリーで活動。『クリーン・ナップ・クラブ』『ヒット・エンド・パレード』『めためたドロップス』、フリーペーパー「バッテラ」(奇数月発行)など。鯖と野球が好き。
Twitter:@sabajaco
Web:http://sabajaco.com/

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