夕陽丘を灯す、こもれびのような穏やかなあかり
夕暮れを迎える頃、木漏れ陽をイメージした柔らかな光がエントランスに灯ります。
夕陽丘市街地住宅は、平成26年度春、共用部のリノベーションを行い照明計画も一新されました。
時を経た建物の個性である空中廊下や吹向けなどの“立体路地空間”を生かしながら、間接照明を採用し、上質な空間の演出を行っています。
夕陽をイメージしたオレンジ色の上質で穏やかあかりが、住まう人を包み込みます。
夕陽丘市街地住宅はその照明の取組みが評価され、照明普及賞を受賞いたしました。
照明リノベーションポイント1
光による視認性アップで迎えるあかり(エントランス外観/外観北側壁面)
建物側面にエントランスがあり、住居入口としての視認性が極端に低かった現況に対し、ガラス面の面発光や有孔折半ウォール・外壁のライトアップなど「光の効果」で視認性を高めました。
照明リノベーションポイント2
時を経た建物を活かすあかり(共用廊下)
特徴ある梁を利用し、間接照明にて照射することにより従来の造形美を活かすとともに、伸びやかな光が上質で穏やかな空間を演出します。
照明リノベーションポイント3
安心安全な空間をつくるあかり(共用廊下)
クラッシュタイルによって改修された吹抜け壁面への照射を行うことにより、空間の明るさ感がアップしました。
既設手摺の欄干を利用した足元照明も、まぶしさを抑えた落ち着いた空間の演出となりました。