芦屋浜で生まれ変わる、エントランスのリノベーション
芦屋浜シーサイドタウンの一角を占める、芦屋浜団地。
その近代的で圧倒的なファサードデザインには、工業化を目指し邁進した、高度経済成長期末期の残り香を感じることができます。
平成27年から29年にかけて行われた住棟エントランスのリノベーションでは、工業化へのオマージュともいえる近代的な要素をブラッシュアップすることで、スタイリッシュなエントランスへと生まれ変わりました。
その成果が評価され、2017年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
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外観。特徴的なファサードの高層棟が青空によく映える。
Before
After
エントランスのアクセントカラーが入口の目印に。
天井高さの低いひさしを、骨組みを活用してリノベーション。アルミ素材を使ってシャープな印象にし、モノトーンに映えるアクセントカラーと新しいタイポグラフィのサイン、照明デザインによる演出でエントランスを構成しました。
特徴的な芦屋浜の鉄骨構造材の垂直性と呼応するライン照明と、ひさしを浮かび上がらせる間接照明。
Before
After
天井に新たな照明などを固定することを避けて、ひさしと連なる組み物を挿入。サイン、郵便受け、照明を配置し、はっきりとした差し色とサインボードのデザインでスタイリッシュな空間に。
明かりが並び、街的な楽しさを感じられる通りの景観となりました。