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今日も団地では楽しい笑い声が聞こえます。人と人がつながる”団地暮らし”の魅力とは。

人と人がつながる 団地暮らしの魅力

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プロジェクト、はじまる!

大阪芸術大学とUR都市機構がコラボレートし、UR賃貸住宅の団地や、団地内に設置されているパブリックアートを谷悟先生の指導の下、フィールドワークしました。学生たちの視点でとらえたリサーチの成果や様々なアイデアなどを発信していきたいと考えています。

 
~新千里北町を見学~

平成26年11月29日、大阪芸術大学芸術計画学科の1年生・2年生の学生16人が新千里北町(大阪府豊中市)に集まりました。団地内に設置されたオブジェや壁画などを、設置場所を示した地図を頼りに探し歩き、それぞれのパブリックアートに眼差しを注ぎました。作品が創られた時代背景もふまえ、作家の制作意図などについても考えを巡らせました。また、この場所を活かしたアートプロジェクトの企画をイメージするなど学生ならではの創造性も発揮していました。

地下鉄御堂筋線千里中央駅からほど近い新千里北町は、昭和41年から42年に完成し、大阪市内のビジネス街にも至便な立地条件。大阪のベッドタウンとして人気を博した歴史があり、学生から『住んでみたい!』という声もあがりました。


新千里北町にある井上卓之氏の作品、作品名不詳

 

~斬新な企画が生まれる学生視線~
午後は、昭和39年~40年に完成した千里津雲台(大阪府吹田市)と、平成元年~平成10年に完成した高槻・阿武山(大阪高槻市)を見学しました。この2つの団地の大きな違いは屋外環境なのではないでしょうか。

千里津雲台は、住棟と住棟の間に公園やパーキングスペースが配置され、団地の歴史を物語るように樹木が大きく育っています。春には新緑、夏には木陰ができ、紅葉の季節も楽しめそうです。学生は、かつて子どもたちの声がこだましていた公園と、大きく育った木々に注目。懐かしく、楽しさあふれるノスタルジーな空気に、プロジェクト企画のヒントを探っていました。

一方、近代的なデザインの高槻・阿武山には、現代作家のオブジェやベンチ、壁面アートなどが点在。学生たちは、住まう人々の日常のアクセントになっているパブリックアートが持つ意味に関心が高まりました。これらのアートに「住んでいる人は気づいているのだろうか?」という疑問の答えを探すためにも、学生たちはアイデアを駆使して、さりげなく気づいてもらえる仕掛け作りに取り組んでいきます。


左:高槻・阿武山6番街にある河合隆三氏の作品、『犬と友だち』
右:高槻・阿武山上の池公園内にある松本鐵太郎+株式会社環研究所の作品、『蝶の日時計』



高槻・阿武山8番街にある川島慶樹氏の作品、『Mar Magician』

次回は、見学会に参加した学生たちの意見交換会の様子を紹介します。
芸大通信はこちら

撮影:長谷川朋也

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