Design

団地の環境、空間、色彩、カタチ…。団地の”デザイン”には面白さがつまっています。

団地のデザインには 面白さがつまっている

道路も建築も遊び場も都市の基盤

西田辺団地の建替えは、隣接する公社住宅・民間社宅の建替えと、地域の骨格となる道路整備とともに進められました。
そして新しい道と対応した明快な空間構成と、形態・色彩を乱用せずシンプルな美しさを持つ建築、機能を立体的に重ねた都市型遊び場が誕生。
サンヴァリエ西田辺は、安藤忠雄建築研究所が設計・監修※し、都市を構成する基盤として、いつまでも愛される団地づくりに取り組みました。
※基本設計・先工区実施設計

 

~沿道景観~
新しく整備される道路沿いの住棟は、セットバック・雁行・重ね合わせによるしっかりとしたスカイラインを創出。
廊下・バルコニー・庇の水平要素と妻壁・エレベーターの鉛直要素というシンプルな構成によって、その構図の本質が浮かび上がります。
また、南へ円弧を描いて曲がる道に面して12号棟を配置することで、東・南の両方向からのアイストップを形成。
一定の規則性に基づきながら、建築条件に対応して変化する都市構造の縮図のようであり、心地よく過ごすことが出来ます。

11号棟、西側高層棟に一部重なる3層部分は、団地と街をつなぐ役割を果たします。

11号棟前の沿道にはシマトネリコの列植。

南側からもアイストップとなる12号棟の外壁はほんのり桜色に。桜の季節が待ち遠しいです。

サルスベリと住棟のスカイライン。

夕刻の街角。13号棟と14号棟は水平ラインが通り、セットバックが呼応します。

14号棟コーナーは夜になると共用部の照明が連続し、昼とは雰囲気ががらっと変わります。

エントランスへの動線となる路地空間。
高層等から張り出している3層の1階は設備室、2・3階は居室とテラス、3階はテラスを介した離れの部屋となっています。

街との接点となる団地のエントランスに設けた小さな広場は、下町の貴重な遊び場に。

連続する自転車置き場等の背面壁にスリットを配置。アクセントになっています。

南西より。右手自転車置き場上部は屋上庭園が広がります。軸線のずれがダイナミックな景観を創出しています。

街路を彩るハナミズキ。それぞれの敷地内に樹木が重なります。

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